ブロードキャスターCF-D・CFA-DシリーズでBFトラクタシリーズ向け専用オプションをササキより発売 井関農機2024年12月24日
井関農機株式会社は、ササキコーポレーションからブロードキャスターCF-D/CFA-Dシリーズにて同社のBFトラクタシリーズのマップ連動機能を使用するための専用オプションが発売されたとした。
ブロードキャスター CF-D/CFA-Dシリーズ
井関農機株とササキコーポレーションは、ブロードキャスターCF-D/CFA-D シリーズ用オプションの「マップ連動可変施肥キット」を開発した。これにより、トラクタBFと専用作業機を使用し、「xarvio FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)」等に連携することで、マップ連動可変施肥作業を行うことが可能となった。45~60馬力クラスのトラクタが制御する機能としては、BFトラクタが業界で初めてであり、都府県の規模が小さな、ほ場でもセンシングマップデータを活用した可変施肥作業を実現し、資材コスト低減が期待できる。主な特徴は下記の通り。
リモコン(マップ連動タイプ)
◎主な特徴
1)BFトラクタの施肥マップによる可変施肥と車速連動で精密散布
BF トラクタ(Z型式)に、ザルビオフィールドマネージャー等のセンシングマップデータを取り込み、施肥マップを作成し、そのマップに基づきほ場内の地力等に応じた可変施肥作業を実現する。この施肥マップに連動する「マップ連動可変施肥キット」をブロードキャスターCFシリーズに装備することで、施肥マップに応じて散布量を自動調整し、無駄な肥料の使用を削減。さらに、車速連動機能により、トラクタの速度に合わせてシャッター開度を356段階に自動調整することで、より均一で高精度な散布を実現した。
2)マップ連動可変施肥キットは後付けが可能なオプションキット。
3)コンで4種類の散布タイプに切替えが可能
リモコン受信機(マップ連動タイプ)
(1)マップ連動タイプ(BFトラクタ(Z型式)でのみ)
散布条件(施肥機機種・肥料種類・散布幅)をリモコンに設定し、マップデータに設定された散布量を基に散布条件に合った作業を行う。
(2)車速連動AGタイプ
散布条件(「施肥機機種」「肥料種類」「散布量」「散布幅」)をリモコンに設定し、散布条件に合った作業を車速に連動して行います。シャッターはトラクタ後進時、車速1km/h 未満、PTO停止時には自動で閉じる。
(3)開度設定タイプ
20 段階の開度を設定するシンプル操作。開度に合わせた速度で散布する。
(4)車速優先タイプ
車速を選び、その後肥料の種類、10a当りの散布量、散布幅を入力するだけで、自動で散布開度を設定できるので、作業者が散布開度の計算は不必要。
4)グリースアップが5年間(または200時間)不要の密閉型ミッション
ササキ ブロードキャスターは面倒で忘れがちなグリースアップが5年間(または200時間)不要の密閉型ミッション。
5)独自シュート形状で簡単均一散布
ブロードキャスターCFシリーズ(フリッカー)は、ササキ独自のシュート先端形状により、有効散布幅内で均一な散布を簡単に行うことができます。また、台形状の散布パターンによって、隣接とのラップ量を最小限とすることでトラクタの走行間隔を広くとることが可能。これにより作業時間の短縮と作業効率の向上が期待。
6)適応ブロードキャスター
BFトラクタ(Z型式)に適応し、マップ連動可変施肥が使用できるブロードキャスター型式はF204D・304D・504D、CFA504D。
発売時期は2025年1月 で、ブロードキャスターおよびマップ連動可変施肥キットを組み合わせた希望小売価格は660,000円~1,106,600円(税込)となる。
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米多収日本一 山口県のあぐりてらす阿知須 10a当たり863kg2025年3月3日
-
【特殊報】ナシ胴枯細菌病 県内で初めて発生を確認 島根県2025年3月3日
-
政府備蓄米売り渡し 入札 3月10日に実施 農水省2025年3月3日
-
新潟県の25年産米概算金「コシ2.3万円」 早期提示に歓迎の声 集荷競争、今年も激化か2025年3月3日
-
米の集荷数量 前年比23万t減に拡大 農水省2025年3月3日
-
米価高騰問題への視座【森島 賢・正義派の農政論】2025年3月3日
-
【次期家畜改良目標】低コスト、スマート農業重視 酪農は長命連産、肉牛は短期肥育2025年3月3日
-
【改正畜安法の現状と課題】需給対策拡大が焦点 問われる「国主導」2025年3月3日
-
あなたたちは強い〝武器〟を持っている JA全国青年大会での「青年の主張」「青年組織活動実績発表」講評 審査委員長・小松泰信さん2025年3月3日
-
JA農業経営コンサルタント 15人を認証 全中2025年3月3日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年3月3日
-
農業用バイオスティミュラント「エンビタ」とは 水稲育苗期にも効果 北興化学工業2025年3月3日
-
アミューズメント施設運営「ティスコ」株式を譲受 農林中金キャピタル2025年3月3日
-
「2025ローズポークおいしさまるごとキャンペーン」でプレゼント 茨城県銘柄豚振興会2025年3月3日
-
福岡ソフトバンクホークスとのオフィシャルスポンサー契約更新 デンカ2025年3月3日
-
ファーマーズ&キッズフェスタ2025 好天で多数の参加者 井関農機は農業機械体験2025年3月3日
-
【今川直人・農協の核心】産地化で役割が高まる農協の野菜取り扱い2025年3月3日
-
野菜がたっぷり食べられるカレー味「ケンミンカレー焼ビーフン」新発売2025年3月3日
-
第164回勉強会『海外市場での植物工場・施設園芸の展開』開催 植物工場研究会2025年3月3日
-
春の山梨の食材の魅力を伝えるマルシェ 5日から国分寺マルイで開催 雨風太陽2025年3月3日