AI搭載キュウリ収穫ロボット「Q」新デザイン発表 埼玉県で画像データ収集開始 AGRIST2024年12月26日
AIとロボットを活用したスマート農業パッケージを販売するAGRISTは12月25日、AIを搭載したキュウリ収穫ロボット「Q(探求)」の新デザインを発表。導入を検討する農業生産法人や企業からの問い合わせの受付を開始した。
キュウリ収穫ロボット「Q」
キュウリ収穫ロボット「Q」のネーミングには、農業の課題解決の探求に対するAGRISTの強い想いが込められている。すでに、埼玉県の農場で「Q」の稼働が始まっており、AI用の画像データをMicrosoft Azureサーバーで収集。この画像データをAIで分析することで、農業の効率化と人手不足が深刻化する農業現場の課題解決に貢献する。
キュウリ収穫ロボット「Q」は、ハウス内に設置されたレール上を自動走行し、AIが搭載されたカメラでキュウリを認識し、収穫適期サイズを判断して収穫。Microsoft Azureのクラウドプラットフォームを活用し、収穫データやロボットの稼働状況をリアルタイムで管理できる。タブレット端末からロボットの操作やデータの確認が可能で、AIによる正確な判断と自動走行により、従来の手作業に比べて収穫作業を効率化する。
同社は今後、キュウリ収穫ロボット「Q」の販売とともに、ロボットを活用したスマート農業パッケージの提供や、企業との実証実験などを通して、農業のスマート化を推進。将来的には、他の作物への展開も視野に入れ、農業全体の効率化と生産性向上につなげる。
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