障がい者の社会参加と農業の人手不足解消へ 収穫ロボット技術活用 AGRIST2025年1月8日
AIとロボットを活用したスマート農業パッケージを販売するAGRISTは、福岡市と福岡地域戦略推進協議会 (FDC)が運営する「福岡100ラボ」の公募テーマ「外出困難な重度障がい者等の就労や社会参加の実現」に応募。AGRISTのAIとロボットを活用した農業支援モデルが高く評価され、共同事業に繋がった。
AGRISTは同事業において、収穫ロボットのリモート操作技術を活用することで、農業界が抱える人手不足の課題と障がい者の社会参加の2つの課題に焦点を当てて取り組み、新たな雇用モデルの構築を目指す。
農業分野では、慢性的な人手不足が深刻化する一方、障がい者雇用においては、「適切な業務が少ない」「能力を発揮できる場が不足している」などの課題があることから、同社は、これらの課題を統合的に解決する方法として、リモート収穫技術に注目。障がい者の社会参加に向けて、農業とリモートワークを組み合わせた新しい働き方を提案する。
プロジェクトでは、AGRISTが保有する鹿児島東串良町の農場で、収穫ロボットを活用したリモート収穫作業の実証を開始。外出が難しい障がい者が自宅などからロボットを操作し、農業に参加できる新しい働き方を目指す。
◎実証の特徴と期待される成果
①農業の人手不足解消
収穫ロボットの導入により、農作業の一部を効率化しつつ、農業現場への人手不足の対策を進める。特に、収穫作業のような労働集約的なプロセスをロボットで補完することで、生産性向上が期待される。
②障がい者雇用支援のモデル化
「農業リモートワーク」という新たな雇用形態を確立し、物理的な制約を取り除くことで、これまで就業機会が限られていた雇用の可能性を広げる。
③日本の食卓を支える役割
農業を通じて社会参加を果たし、障がい者自身が「日本の食文化を支える一員」としての誇りを持てる環境を整える。
重要な記事
最新の記事
-
震災から1年 能登復旧遅れ 倒壊家屋なお 地域喪失 他人事でなく(2) ジャーナリスト・青木理氏【2025国際協同組合年 どうする・この国の進路】2025年1月8日
-
330万羽が殺処分対象 鳥インフルエンザ 衛生管理徹底を2025年1月8日
-
農政 大転換の年へ 江藤農相2025年1月8日
-
「協同組合基本法」制定めざしシンポジウム 1月28日 JCA2025年1月8日
-
価格転嫁拒否は「違法」 公取委が日本郵便を指導 運転手の待遇改善、物流維持に不可欠2025年1月8日
-
おもしろうてやがて悲しき「楽しい日本」【小松泰信・地方の眼力】2025年1月8日
-
米を民間輸入 卸「関税払ってもペイする」 背景に深刻な不足感2025年1月8日
-
年頭あいさつ2025 各団体まとめ2025年1月8日
-
鳥インフル 米カンザス州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月8日
-
売り切れ必至の人気商品「"のむ"りんご」 JAタウン「おらほの逸品館」で販売開始 JA全農あきた2025年1月8日
-
農林中金 農業経営の情報プラットフォーム「AgriweB」を子会社2025年1月8日
-
適正な価格形成に向け消費者に情報発信 全農賀詞交換会2025年1月8日
-
栃木米アンバサダー U字工事が登場「とちぎの星」PRイベント開催 JA全農とちぎ2025年1月8日
-
「冬土用未の日」で新たなマーケット創出へ 企業・団体と連携 JA熊本経済連2025年1月8日
-
100周年記念キャンペーンを開催 井関農機2025年1月8日
-
食料自給率向上へ 新ブランド『和小麦』立ち上げ Pasco2025年1月8日
-
茨城県桜川市発「霞ヶ浦キャビア」で地方創生と農業の未来を拓く挑戦 クラファン開始2025年1月8日
-
「第21回都市農業シンポジウム」開催 東京都日野市2025年1月8日
-
「AJINOMOTO オリーブオイル」シリーズ400g瓶 容器を軽量化 JOYL2025年1月8日
-
特産品「蔵出しみかん」新パッケージ『冬眠みかん』で市場拡大 和歌山県海南市2025年1月8日