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KANEKAと限定コラボ野菜苗「あすべジ苗」ラインナップ拡充 タキイ種苗2025年3月19日

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タキイ種苗は、株式会社カネカと共同開発した家庭菜園向け野菜苗シリーズ「あすベジ苗」を、全6品種に拡充し、4月3日から全国の取り扱い店で順次、販売開始する。

2025年春あすベジ苗新商品のラッカセイ「おおまさりネオ」2025年春あすベジ苗新商品のラッカセイ「おおまさりネオ」

「あすベジ苗」は、バイオマス由来の生分解性バイオポリマー「Green Planet®」を活用したポットを使っており、プラスチックゴミの排出を軽減する。また、ポットのまま定植できるため、手間を減らして根傷みを防ぐなど、家庭菜園初心者にも優しい設計。環境への配慮と栽培のしやすさを両立させた。

プラスチックゴミによる海洋汚染が国際的な課題として注目されるなか、農業生産においても、農業用ハウスやマルチ、ポットなどの生産資材に使われるプラスチックの対策が求められるようになっている。そこでカネカは、海洋・土壌の双方で生分解性をもつ独自開発した素材「Green Planet®」の農業分野での可能性を見出し、タキイ種苗と共同で「Green Planet®」を活用したポットにタキイ種苗の野菜品種を組み合わせた、家庭菜園向けの野菜苗シリーズ「あすベジ苗」を共同開発した。

タキイ種苗では生分解性ポットを使用した自社野菜苗の販売実績がなく、育苗期間中や店頭に並べた際にポットの分解が進まないか、定植後に問題なく生育するかなど、多くの懸念があった。また、一般消費者に対して、商品の特長を端的かつ分かりやすくどのように伝えるかなど、さまざまな課題もあった。

開発当初は透明ポットを使っていたが、ポット内部へ光が入りすぎることで根の生育が悪くなり、またポットの強度も低く、分解も進んでしまい店頭でボロボロになるという事態も発生したが、販売店舗への聞き込み調査など両社で検討。ポットの色味や強度、ラベルデザインの改良を繰り返し、販売開始から3年目を迎える2025年春に、ラインアップを全6品種に拡充する。

「あすベジ苗」の新商品は、ピーマン「京みどり」、キュウリ「Vシャイン」、ラッカセイ「おおまさりネオ」の3品。いずれも9cmポット苗でオープン価格。

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