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有機質肥料「エコべジP721」発売 JA全農岐阜がJAぎふ・片倉コープアグリと共同で商品化2025年3月19日

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JA全農岐阜は、JAぎふ、肥料メーカーの片倉コープアグリと共同で、養豚農家の豚糞などを活用した有機質ペレット肥料「エコべジP721」を新たに商品化し、3月14日から販売を始めた。環境調和型農業に積極的に取り組むJAぎふから、地域の未利用資源を活用した肥料開発の依頼を受けて開発した。

発表会見で「P721」をPR (左から)湖城聡名古屋支店長、渡邉智和常務、林副本部長発表会見で「P721」をPR (左から)湖城聡名古屋支店長、渡邉智和常務、林副本部長

「エコべジP721」は、JAぎふ管内の豚糞を30%使用し、フェザーミールや菜種かす・米ぬかなどを加えて、窒素7%、リン酸2%、カリウム1%になるよう調整し、肥料を施肥しやすいペレット形状に加工している。豚糞を含む有機100%原料であることから肥料効果に加えて、土壌微生物の活性化や保水性の向上など土壌改善の効果も期待できる。

新発売のエコベジ「P721」新発売のエコベジ「P721」

水稲・野菜・花などあらゆる作物に使用可能な窒素重点型の肥料で、堆肥による土づくりにより「リン酸」「カリ」を補給し、元肥・追肥の窒素補給に「エコベジP721」を使用した有機100%の施肥体系を提案する。JAぎふの営農経済センターやグリーンセンターなどで1袋2307円(税込、15キロ入り)で販売している。

輸入原料の価格が高騰する中、地域資源の循環による環境調和型農業の実践と、輸入原料に頼らない安定した肥料供給に期待が高まっている。JA全農岐阜の林政和副本部長は「地域内での資源循環や環境調和型の農業の促進につながる。今後も未利用資源のさらなる活用に積極的に取り組んでいきたい」と意欲を語った。

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