形状、色に優れるタマネギ「ゆめたま」6月上旬に発売 サカタのタネ2025年3月25日
サカタのタネは、玉の形状や色に優れるタマネギ「ゆめたま」の種子を6月上旬から発売する。
玉の形状や色に優れるタマネギ「ゆめたま」
「ゆめたま」は4月下旬前後に収穫する早生品種で、辛みの少ない「新タマネギ」用品種。タマネギは品種や育てた樹の強さなどによって、扁平形や下部がとがった青果になることがあるが、一玉当たりの重量や加工ロスの観点から、生産者や流通・加工業者からはきれいな球形が好まれる。「ゆめたま」は草勢が強くても、青果を球形に安定させることができる品種。また、新タマネギとしてのフレッシュさを感じさせる皮色の白さにも優れている。
タマネギ栽培の課題の一つに、雨などによる定植・収穫遅れがあり、定植遅れはその後の玉の太りに影響して小玉になるリスクがある。また、収穫遅れは必要以上に大玉になり、市場評価の低下につながる。「ゆめたま」は生育後半の玉伸び(青果の生育)がよいため遅植えにも対応。一方で、玉じまりがよく収穫適期を過ぎても玉が大きくなり過ぎないため、収穫タイミングに幅を持たせられ、生産者の作業に余裕が生まれる。
扁平にならず、きれいな球形に生育する「ゆめたま」
新タマネギは収穫から時間が経過すると、水分が抜けてしぼむ場合があることも生産・流通面での課題。「ゆめたま」は早生品種の中では鱗片(りんぺん)が多いため日持ちに優れ、サラダに適したパリパリの食感も併せ持つ。
タマネギ「ゆめたま」の種子の希望小売価格は、2dl入りで2万240円、ペレット種子1万粒入りで1万3970円。全国のJA、種苗店を通じて発売。価格はいずれも税込。
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