モモ収穫量減る スモモは前年並み 農水省統計2013年1月17日
農水省は1月15日、平成24年産モモ、スモモの収穫量などの調査結果を発表した。
【モモ】
国内生産量の約3割を占める山梨県で、収穫期の高温・乾燥により小玉傾向となり、また過熟果、裂果などもあったため、収穫量は前年産に比べて4600t(3%)減の13万5200t、出荷量は同4400t(3%)減の12万3700t、10aあたり収量は40kg減の1360kgと、いずれも過去最低だった。
結果樹面積は9950haでほぼ前年並み。
6?8月の1kgあたり卸売価格は前年より38円高い454円だった。
都道府県別収穫量では、山梨が全体の33%で1位、次いで福島20%、長野14%の順。山梨、福島、山形、和歌山では10aあたり収量が前年を下回ったが、新潟、長野、岐阜、岡山では前年比1?2割程度増えた。結果樹面積は、愛知県が208haと前年比5%増だった。
総務省の家計調査年報によると、モモの1世帯当たりの購入数量・支出金額は年々減少している。23年の数量は1671gで3年間で629gと大きく減っている。金額も1141円と3年間で277円減った。
【スモモ】
収穫量は前年産に比べて200t(1%)減の2万2300t、出荷量は同300t(2%)減の1万9300t、10aあたり収量は7kg減の751kg、結果樹面積は2970haと、ほぼ前年並みだった。
7?8月の1kgあたり卸売価格は前年より18円高い445円だった。
都道府県別収穫量は、山梨が37%で1位、次いで長野15%、和歌山9%となっている。
重要な記事
最新の記事
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日