「熟成じゃがいも」のヒミツをレポート じゃがい問題研究所2013年2月26日
ジャガイモの消費拡大をめざしてホクレンなどが昨年8月に立ち上げた「じゃがい問題研究所」は第2弾となるレポートを発表した。
今回は「熟成じゃがいも」を取り上げ、冬のジャガイモがおいしいヒミツを紹介している。
ジャガイモは産地によって収穫時期が異なるため、冬を除いて長期間、新じゃがの出荷が続く。しかし、冬でもおいしいジャガイモを食べることができるのは北海道で貯蔵出荷されているためだ。
貯蔵されるジャガイモは全国の生産量の約8割を占める北海道産のみで、これらは収穫後、2?5℃の冷暗所で低温貯蔵されている。
ホクレン農業総合研究所によると、貯蔵することで糖含量が増し、甘くておいしいジャガイモに熟成するという。これを「熟成じゃがいも」と呼び、実際に各月の市場のジャガイモの糖組成と糖含量を調べたところ、すべての月で北海道産のジャガイモは他産地より甘みが強いという結果になった。
貯蔵出荷のため気候の影響を受けにくいことから価格が安定しているのも特徴だ。
また、ジャガイモは白米と同じ量を食べても腹持ちがよく、カロリーは半分以下であることから「ダイエットの味方になるうれしい食材」とも紹介している。
(関連記事)
・ホクレンのニュースレターが新米特集号 「ゆめぴりか」売込み中心に (2012.11.08)
・知られていない美容効果 北海道のジャガイモ研究所がレポート (2012.09.07)
・消費減少にひそむ社会問題など調査 じゃがい問題研究所 ホクレンなどが設立 (2012.09.06)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日