葉が厚く輸送に強い良質キャベツ「潮岬」 タキイ2013年7月19日
タキイ種苗は2013年度新品種として良質系キャベツ「岬」シリーズの新品種「潮岬」を発売した。
良質系とは円球に近い形で葉の巻きがゆるく、柔らかく、生食向きのキャベツをいう。品質には優れているが、輸送中に葉が傷みやすく、店もちにも問題があるため、消費地は産地の近郊に限定されていた。
「潮岬」は、保存性・加工性に優れている寒玉系と良質系の特性を併せ持った品種で、年内から冬にかけて栽培・収穫される。葉肉が厚く輸送性・店もちに優れているため、これまで輸送できなかった地域への消費拡大が期待できる。玉の表面のウェーブや、ツヤのある濃緑な葉色と球内の黄色のコントラストが美しいのが特徴的で、サラダや炒め物などでよく映える。
栽培面では根張りが強く葉が強勢で低温肥大力に優れるため、寒さによる痛みに強い。また、ほ場での貯蔵性にも優れているため収穫期の幅が広がり収量増も見込める。キャベツの重要病害である萎黄病への耐性もある。おもな産地は関東や南九州の暖地で、12月から3月上旬どり栽培に最適だ。
希望小売価格は(税込み)は、1袋(約220粒)577円、20ml5985円、ペレット種子(Lサイズ5000粒)1万4385円。全国の種苗店やJAで注文を受け付ける。
商品についての問い合わせはタキイ種苗(TEL:075-365-0123)まで。
(写真)
葉肉が厚く、甘くておいしい良質種のキャベツ「潮岬」
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