キャベツ価格平年比2割増 1月の青果物市場2014年3月3日
農水省は2月28日、平成26年1月の青果物卸売市場調査の結果を発表した。野菜は、前年同月に比べて卸売数量が増え、平均価格が下がった。
【野菜】
卸売数量は59万5000tで前年同月に比べて2%増えたが、前月比では11%減。合計の卸売価額は1297億円、1kgあたりの平均価格は218円で、前年同月比で6%低く、前月比でも4%低かった。ただし、平年比では数量、価格とも1%増となっている。
品目別で特徴的なのは、キャベツが数量7万2000tで同1%減、価格が1kgあたり131円で同19%上昇となっており、価格は対平年比でも21%高くなっている。そのほか、ハクサイが数量6万8000tで前年同月比3%増、価格は61円で同10%低下。ホウレンソウが数量9000tで同1%減、価格は15円で同6%低下。ニンジンが数量3万6000tで前年同月並みだが、価格は130円で同5%上昇となっている。
【果実】
卸売数量は17万5000tで前年同月に比べて1%増えたが、前月比では36%減だった。合計の卸売価額は546億円で、1kgあたり平均価格は312円円で前年同月比1%低かった。
このうち国産は14万tで同4%増、合計価額は483億円で、1kgあたり価格は345円で同3%低かった。
品目別では、ミカンが数量6万7000tで同14%増、価格は182円で同7%低下。リンゴが数量2万5000tで同6%減、価格は281円で同20%上昇。イチゴが数量1万4000tで同18%減、価格は131連で14%上昇となっている。
(関連記事)
・2月の野菜価格、おおむね平年並み(2014.02.05)
・根菜、葉菜で高値続く 年末年始の野菜価格(2013.12.25)
・天候不良の影響 野菜類の出荷低調・価格上昇(2013.12.05)
・秋冬野菜、高値で推移 輸入品ニーズ強まる(2013.11.14)
・単身・若年層で野菜消費減る 価格高騰が影響(2013.12.09)
重要な記事
最新の記事
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日
-
ジャガイモ・馬鈴薯・ニドイモ・ナツイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第337回2025年4月28日
-
【農業協同組合研究会】5月31日に研究大会 新基本計画と今後の農政テーマに2025年4月28日
-
里山再生ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」創設 クミアイ化学工業2025年4月28日
-
JA大阪南管内ブドウ圃場で農業資材「スキーポン」試験開始 アクプランタ2025年4月28日
-
「世界ミックスダブルスカーリング選手権」日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年4月28日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」全国から出場計16チームが決定2025年4月28日
-
JAタウン イメージキャラクター「じぇー太」のクリアファイル新発売2025年4月28日
-
全農杯全日本卓球選手権大会栃木県予選会 副賞のとちぎ和牛など「ニッポンの食」で子どもたちを応援 JA全農とちぎ2025年4月28日
-
和紙の製造技術を応用した農業用マルチシート「和紙マルチ」販売開始 日本製紙パピリア2025年4月28日
-
国産ジビエ認証施設に宮城県「大崎市ジビエ食肉処理加工等施設」認証 農水省2025年4月28日
-
お茶を楽しむ「チャチャっとお茶生活キャンペーン」開始 農水省2025年4月28日
-
大規模植物工場でわさびの栽培技術開発を開始 海外市場向け生産体制構築へ NEXTAGE2025年4月28日