価格・数量とも平年並み 4月の野菜需給見通し2014年4月4日
農水省は4月の主要野菜の価格見通しと主産県の生育状況を公表した。
2月の大雪の被害などもあったが、根菜類、葉茎菜類、果菜類、土物類とも生育はおおむね順調で、出荷数量・価格とも平年並みの見通しだ。
品目別で特徴的なものは次の通り。
▽ダイコン
2月の大雪により遅れた収穫作業が後送りで出荷されているため、数量・価格とも平年を上回る。ただし、4月後半にはいずれも平年並みになる。
▽ホウレンソウ
群馬県で2月の大雪によるハウス倒壊などの被害があったが、茨城など他産地の出荷数量が増えているため、価格は平年並みになる。
▽キュウリ
主産の群馬、埼玉で2月の大雪によるハウス倒壊などの被害があり、出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回る。
▽サトイモ
現在は貯蔵ものの出荷が中心。昨年夏の高温・少雨の影響から小玉傾向で、貯蔵の残量も少ないため、数量は平年を下回り、価格は平年を上回る。
▽タマネギ
貯蔵ものが小玉傾向で残量も少ないため、数量は平年を下回り、価格は平年を上回る。
◇
この見通しは、農水省が主産県や卸売会社からの聞き取りをもとに月ごとにまとめている。
(関連記事)
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