メロン、スイカとも数量5%減 5月の青果物市場2014年7月4日
農水省は7月2日、全国の主要卸売市場(※)の平成26年5月の青果物卸売市場調査結果を公表した。
【野菜】
5月の野菜の卸売数量は69万4000tで、前月に比べ3%増えたが、前年同月比では5%減だった。
全体の卸売価額は1416億円。1kgあたりの卸売価格は204円で前月に比べて2%上昇、前年同月に比べると21%上昇と大きく上昇しており、平年比でも7%高かった。平年比で大きく卸売価格が上がっていたのは、キュウリ29%高、タマネギ43%高、サトイモ73%高など。
一方、ハクサイ、キャベツ、レタスなどの葉物野菜と、ピーマンが平年に比べて1割ほど安かった。
ピーマンは数量1万4000tで前年同月並み、価格は285円で同3%上昇していた。
【果実】
果実の卸売数量は、16万5000tで、前月に比べ6%増えたが、前年同月比では6%減だった。
全体の卸売価額は588億円。1kgあたりの卸売価格は355円で前月に比べ2%上昇、前年同月比では13%上昇した。このうち、国産は卸売価額447億円で、1kgあたり卸売価格は413円だった。
品目別では、最盛期を迎えるメロンが卸売数量1万8000tで前年同月比5%減、価格が473円で同15%上昇だった。スイカは数量3万tで同5%減、価格は250円で同12%上昇だった。
ウメは数量2000tで平年に比べて11%多く、価格は373円と同11%安かった。
(※ 主要卸売市場とは、全国の主要都市にある青果物卸売市場81市場(126卸売会社)をさす)
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