カットフルーツの販売量増える 農水省調査2014年8月1日
農林水産省は7月31日、食品小売業者を対象にした「カットフルーツ」の取り扱い意向調査結果を公表した。
回答したのは147業者。これまでにカットフルーツの取り扱いがあると回答したのは54.8%だった。
過去1年間にカットフルーツの取り扱いがある業者に対して販売量の変化を聞いたところ「総じてやや増えたと思う」が53.1%、次いで「総じてかなり増えたと思う」が22.4%で8割の業者が2?3年前にくらべて販売量が増えたと回答した。 販売量は増えた理由は「カットフルーツに対する消費者の需要が増えた」が94.6%ともっとも高かった。次いで「取り扱うアイテム数が多様になった」が43.2%、「店内加工を始めて品質が向上した」が37.8%だった。カットフルーツの仕入れ方法は「生鮮果実を仕入れて店内でカット・パックしている」が57.1%と最も高かった。「あらかじめ加工業者がカット・パックした状態のものを入荷」は6.1%だった。また「時期や品目により両方の場合がある」は26.5%だった。
販売するカットフルーツの内容は「1種類の果実のみを使用した1?2人用」が93.5%を占めた。利用している果実は「すいか」「メロン」「パインアップル」はいずれも9割前後の回答率だった。 国産果実の取り扱いについては44.9%が「年間を通じて常に国産果実原料のほうが多い」だった。 今後については4割がカットフルーツを取り扱う意向があり、取り扱いを増やすには「アイテム数を増やす」、「より簡便に加工できる技術を導入すること」、「販売期間を伸ばすこと」といった回答がそれぞれ5割前後を占めた。
国産果実の使用割合を増やすために必要はことは「出荷期間中に安定した価格で取引できること」58.6%、「出荷期間中に安定した取り扱い量が確保できること」46.6%、「カットフルーツに適した品質・規格の果実が供給されること」44.8%だった。
(関連記事)
・【コラム・消費者の目】五感で味わってますか?(2014.07.10)
・メロン、スイカとも数量5%減 5月の青果物市場(2014.07.04)
・野菜卸売価額2%増 25年の青果物市場(2014.05.09)
・リンゴ、ミカン価格前年比127%に 青果物市場(2014.05.08)
・加工食品の原料原産地表示を考える[9]食品表示、どうなるの? 消費者の感覚とズレも(2014.04.03)
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日