キャベツ、ダイコンなど前年価格下回る2014年11月18日
第2回野菜需給協議会で見通し確認
生産者、流通業者、消費者など野菜にかかわる関係者が一堂に会する「平成26年度第2回野菜需給協議会」が11月13日に開催され、「26年度産秋冬野菜の需給・価格の見通し」などを確認した。
主な秋冬野菜の価格の見通しは以下の通り。
【冬キャベツ】
順調な出荷となり、11月から3月の期間では、低温などの影響で高かった前年を下回る見込み。
【秋冬ダイコン】
台風の影響が軽微だったことから、期間を通じて順調な出荷となり、11月から3月の期間で価格は前年を下回る見込み。
【タマネギ】
北海道産が順調に生育したことから、期間を通じて順調な出荷となり、11月から4月の期間で、小玉傾向で出荷が少なく高かった前年を下回る見込み。
【冬ニンジン】
台風の影響が軽微だったので、期間を通じて順調な出荷となり、11月から3月の期間で、少雨などの影響で高かった前年を下回る見込み。
【秋冬ハクサイ】
台風の影響が軽微だったので、期間を通じて順調な出荷となり、11月から1月は、低温などの影響で高かった前年を下回り、2月および3月は平年並みととなった前年並みの見込み。
【冬レタス】
順調な出荷となり、11月および12月は低温などの影響で高かった前年を下回り、1月から3月は前年並みの見込み。
また、出席者からは以下のような発言があったという。
○量販店などでカット野菜が販売されているが、多様な需要に応える観点から、例えば、ミニハクサイなど包丁をいれないで鮮度が高い野菜をもっと増やしてほしい。
○価格が高い時には、規格外品をもっと販売してもいいのではないか。トマトやナスは多少傷があっても問題ない。
○国産カット野菜のさらなる安全性の確保と品質の保持の向上を。
○消費者に対して、新しい野菜などの情報提供の充実を。
(関連記事)
・食育ソムリエ養成講座 第20期生を募集中(2014.11.17)
・百姓たちが時代を創る 茨城のJA青年部から―仲間とスクラムで地域農業守る(2014.11.14)
・うどんこ病、ハダニ類に注意 病害虫発生予報(2014.11.14)
・機能性野菜が充実 タキイ種苗が新品種説明会(2014.11.13)
・野菜相場低迷で「生産者応援セール」 コープネット(2014.11.13)
重要な記事
最新の記事
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「財務省経済産業局農業課」て何?2024年7月18日
-
1970年代の農村社会の異質化の進展と農業【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第299回2024年7月18日