ホウレンソウが高値 1月の野菜価格見通し2015年1月13日
農水省は1月中下旬の主要野菜14品目の生育状況、価格見通しの調査結果を発表した。
出荷量が平年より多く、価格が平年を下回る見込みとなっているのは、ニンジン、バレイショ。一方、出荷数量が平年より少なく、価格が高値となる見通しなのはホウレンソウ、レタスとなっている。そのほかの10品目については、出荷量、価格ともおおむね平年並み。
ニンジンのこの時期の主産地は千葉だが、生育期に適度な降雨があり肥大がすすんだため、出荷量が平年を上回っている。バレイショの主産地は北海道6割、長崎3割だが、収量が平年を上回っている。
この時期のホウレンソウは北関東が主産地だが、昨年2月の大雪によるハウス倒壊で作付けが減っている上、12月以降の低温により生育も遅れており、出荷量が平年を下回っている。
レタスは静岡、兵庫などだが、いずれも12月以降の低温によって生育が遅れている。ただし、1月下旬には出荷量、価格とも平年並みへと回復する見込みだ。
そのほかの品目についても、全体として12月以降の低温の影響で生育が遅れ気味で出荷量が平年に比べてやや少ないが、価格への影響はほとんどない見通し。
◇
この調査は、農水省が東京都中央卸売市場で主産県、卸売会社から聞き取り調査をした結果をまとめたもの。
(関連記事)
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