430トンの出荷計画・長野県で農業法人を新設 オリックス・本多園芸2015年7月21日
オリックス(株)と(株)本多園芸が共同で、水耕栽培を行う農業法人「オリックス八ヶ岳農園株式会社」を設立した。
オリックス八ヶ岳農園では太陽光利用型の栽培施設を建設。2015年8月より、サラダほうれん草やルッコラなどの生食用葉物野菜の生産を開始する。
水耕栽培で栽培期間を短縮させることで、1年を通じて「4定(定価格、定品質、定時期、定量)」が可能となり、年間19回の収穫で、合計約430トンの出荷を計画している。
生産した野菜はオリックスグループの営業ネットワークなどを活用し、主に首都圏や中部圏の小売業や飲食業へ販売する予定だ。
本多園芸:長野県で約30年の歴史をもつ農業生産法人。サラダほうれん草などの葉物野菜を生産し、首都圏と中京圏の百貨店や高級スーパーで販売を行う。オリックスと共同で、事業の大規模化、標準化および機械化を促進し、効率的な生産体制の構築を目指している。
オリックス:2004年10月に和歌山県で生鮮トマトを栽培する太陽光型植物工場、さらに2014年3月から兵庫県でリーフレタスなどの完全人工光型植物工場を運営。
両社は今後も農作物の生産のみならず、新たな販売ネットワークの構築を通じて、競争力や付加価値の高い農業事業を展開するとともに、地域との調和を図りながら地域経済の発展に貢献したいとしている。
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