よく買うトマトは中玉サイズ トマトに関する調査 タキイ種苗2015年10月8日
タキイ種苗(株)は10月10日のトマトの日に合わせ、「トマトに関する意識調査」を行い、8日に公表した。
トマトは世界で親しまれている野菜で、日本では18世紀初期に渡来。しかし当時は観賞用として用いられ、現在のように生食用の生産が増えたのは昭和10年以降となっている。
タキイ種苗(株)は(一社)全国トマト工業会が制定した「トマトの日」を前に20~60代の男女310人を対象にアンケート調査を行い、また30周年を迎える同社の「桃太郎トマト」についての歴史を振り返った。
◆週に1度は「トマトを食べる」
トマトが好きと答えた人は8割を超え、その理由は「おいしいから」「健康によい」「栄養がある」などがあげられた。特に「健康によい」「栄養がある」と答えた人には女性が多く、男性が3割程度の回答だったのに対し、女性は5割を超えた。
通常のトマトよりリコピンやシスリコピン、カロテンの含有量が多いトマトがあれば、積極的に摂取したいと答えた人は8割だった。
またよく購入するトマトのサイズに関しては「中玉」が多く、購入する際には「価格」と「新鮮さ」を大切にすると答えた。
どのくらいの頻度でトマトを食べるかという問いには、1週間の内1~2日と答えた人が3割。「毎日」と答えた人などを合わせると、多くの人がトマトを1週間に1度は食べていることが分かった。
◆酸味よりも甘みが流行!?
トマトの食味に関して、理想のトマトは甘みが強く、酸味が控えめのものが良いと答えた人が多かった。
今後、どんなトマトが欲しいかについても、トマトにより「甘み」を求める声が多く分かった。
好きなトマト料理は「サラダ」と7割の人が答えた。続いて「パスタ」「ピザ」などトマト定番の料理が続いた。
◆親しまれて30年。桃太郎トマト
桃太郎トマトの開発が始まった1970年当時のトマトは、果実が青い段階で収穫され、輸送途中に赤く色づく方法を取っていた。しかし店頭で赤い色をしていても、味や香りがないトマトが主流となっていた。
そこで同社は輸送に耐える硬い実をつけるトマトをつくるため研究を始め、6年経過した1976年に理想の実の硬さを実現。1985年に「桃太郎トマト」が発売された。
現在も人気の根強い桃太郎トマトには、兄弟品種が26品種ある。
(写真)桃太郎トマト
重要な記事
最新の記事
-
ミニマム・アクセス米 輸入数量見直し交渉 「あきらめずに努力」江藤農相2025年2月12日
-
小さなJAでも特色ある事業で安定成長を続ける JAみっかびの実践事例とスマート農業を報告 新世紀JA研究会(1)2025年2月12日
-
小さなJAでも特色ある事業で安定成長を続ける JAみっかびの実践事例とスマート農業を報告 新世紀JA研究会(2)2025年2月12日
-
小さなJAでも特色ある事業で安定成長を続ける JAみっかびの実践事例とスマート農業を報告 新世紀JA研究会(3)2025年2月12日
-
求められるコメ管理制度【小松泰信・地方の眼力】2025年2月12日
-
コメの輸出は生産者の理念頼みになってしまうのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年2月12日
-
タイ向け日本産ゆず、きんかんの輸出が解禁 農水省2025年2月12日
-
地元高校生が育てた「とちぎ和牛」を焼き肉レストランで自らPR JA全農とちぎ2025年2月12日
-
変化を目指して交流を促進 JA相模原市とJA佐久浅間が友好JA協定の締結式2025年2月12日
-
カフェコラボ 栃木県産いちご「とちあいか」スイーツを期間限定で JA全農とちぎ2025年2月12日
-
価格転嫁 慎重に検討を 米 生産と流通実態調査必要 日本生協連2025年2月12日
-
2024年度日本酒輸出実績 米・韓・仏など過去最高額 日本酒造組合中央会2025年2月12日
-
「第1回みどり戦略学生チャレンジ」農林水産大臣賞は宮城県農業高校と沖縄高専が受賞2025年2月12日
-
植物の気孔をリアルタイム観察「Stomata Scope」検出モデルを12種類に拡大 Happy Quality2025年2月12日
-
「さつまいも博」とローソンが監修 さつまいもスイーツ2品を発売2025年2月12日
-
「CDP気候変動」初めて最高評価の「Aリスト企業」に選定 カゴメ2025年2月12日
-
旧ユニフォームを水素エネルギーに変換「ケミカルリサイクル」開始 ヤンマー2025年2月12日
-
世界最大級のテクノロジー見本市「CES」にて最新テクノロジーを展示 クボタ2025年2月12日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ファンタジスタ顆粒水和剤」 日本曹達2025年2月12日
-
北海道の農業関係者と就農希望者つなぐ「北海道新規就農フェア」開催2025年2月12日