福島を見に行くモニターツアー 参加者「福島避けてた自分が変わった」2016年3月4日
福島県は3月1日、ブログやSNSで情報発信することが好きな女性28組35人を「今の福島を見に行くモニターツアー」に招待した。「おいしいトマトを極める~いわきにオープン! ワンダーファームへ行こう!」と題し、福島県内のトマト農園などを巡った。
今回は福島県を代表するトマトをテーマに、いわき市へ向かった。ツアーには69組107人の応募があり、その中から選ばれた35人が参加した。
当日は、農林水産祭で天皇杯を受賞したトマト農園「とまとランドいわき」でトマトの収穫を行った他、2月24日に新開店した地域産業6次化を目指す「農と食の体験ファーム ワンダーファーム」でトマトづくしのビュッフェやワークショップを堪能。また東北初の民設民営の道の駅「道の駅 よつくら港」で、東日本大震災の津波被災からの復興の様子を見学した。
東京都から参加した30代の女性は「風評被害に負けないよう努力をしていることがわかり、福島産を積極的に買おうと思った。少なからず福島を避けていた自分がいたが、このツアーでそれが変わった。ふくしまを好きになった」と話す。
ツアーの様子を配信している参加者のブログは、「歌凛のBlog by karin39」、「みるくの森とO家の人々」などがある。
なお、新しく開店した「ワンダーファーム」は(株)JRとまとランドいわきファームのトマト栽培ハウスを併設予定。同社は東日本旅客鉄道(株)と(有)とまとランドいわきが共同出資し、福島県いわき市で農業生産事業を展開している会社で、今後は「ワンダーファーム」に新設されるトマト温室での収穫体験など、JR東日本と連携したツアーも企画しているという。
福島県は全国に向けて、復興へ向けた取り組みと県産農林水産物や観光などの情報を提供し、未来に向けて歩みを進める姿を伝えることを目的とした「ふくしま 新発売。」復興プロジェクトを実施している。同ツアーはそのプロジェクトの一環として、平成24年3月より首都圏から福島県を見に行くツアーを行っている。
(写真)説明を受ける参加者、トマトづくしのビュッフェでトマトジュースを作る、ブログやSNS発信のため写真を撮る
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