横浜で盛大に開会 「2016 日本フラワー&ガーデンショウ」2016年4月22日
(公社)日本家庭園芸普及協会は4月22日に、24日まで神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開く「2016 日本フラワー&ガーデンショウ」のオープニングセレモニーを行った。
主催者の同協会羽田光一会長は、イベントの趣旨や経緯を話したうえで、来年に開かれる第33回全国都市緑化よこはまフェアも含めた「一連のイベントの起爆剤となるべく取り組んでいきたい」と挨拶した。
また横浜市の林文子市長は、ショウのテーマ展示"チューリップ"が、大正時代に日本初のチューリップ球根生産が横浜で行われたことを踏まえていると話し、来年のフェアも見据え「相乗効果が出てくる」のでは、と期待を述べた。
イベントの来場目標者数は8万人。期間中、毎日先着500人に花の苗を配るが、初日は開場とともに配り終えるほどのにぎわいとなった。同協会の金子明弘事務局長は、「例年以上の賑わい」としたうえで、「今回は、来年の全国都市緑化よこはまフェアを見据え、プレイベントの位置づけで開催している。来年はさらに規模を拡大して開催することが決まっている。今年来た人には、ぜひ来年も足を運んでいただきたい」と語った。
同イベントには、JA横浜も出展。苗木を中心に販売を行う他、子供たちの職業体験ブースで植木屋さんの体験を行う。主催者側から出展の依頼があったという同JA担当者は「横浜市内でも農業が盛んに行われていることをアピールしたい」と意気込みを語った。 その他、各メーカーが趣向を凝らした展示を展開。カネコ種苗(株)はカネコのネコにちなんで、猫の被り物をした紳士姿の職員が、母の日を見据えたカーネーション「SAKEENE(サキーネ)」の説明を行っていた。来場者は足を止め、カーネーションの美しさを撮影していた。
また除草剤をメインに展開するレインボー薬品(株)は、来場者に興味を持ってもらえるよう、芝生に焦点を当てた商品と、パターゴルフの体験コーナーを設けた。
住友化学園芸(株)は、「花好きの人が見て楽しめるよう工夫を凝らした」とし、野菜や果樹などと共に自社商品の肥料などを一括して展示。寄せ植えなどのイベントを行う他、園芸相談コーナーも設け、専門員が消費者の「栽培で困ったこと」に対応する。
(株)サカタのタネは、スマートフォンで疑問が聞ける「サカタコンシェル」サービスのついた「おうち野菜」シリーズを中心に展開。また10周年を迎える「サンパチェンス」も多く展示した。
タキイ種苗(株)は、ペチュニアの「ギュギュ」を中心に花をメインに展開した。またオランダのゴッホ美術館で昨年9月に行われた、同社のヒマワリ「サンリッチ」を使った巨大迷路の動画を公開。多くの人がサンリッチに魅了される様子を伝えた。
期間中は横浜市に関係するキャラクターも応援にかけつける。開催は4月22日~4月24日の10:00~17:00(最終日は16:00まで)開かれる。詳細は同協会のホームページから確認できる。
(写真)主催者や来賓によるテープカット、来場者でにぎわうブース
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・「2016 日本フラワー&ガーデンショウ」 横浜で22日から開催 (16.04.15)
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