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「新品種・新技術で拓く果樹産業の未来」刊行 農研機構2016年8月30日

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 農研機構はこのほど、「新品種・新技術で拓く果樹産業の未来」を刊行した。

「新品種・新技術で拓く果樹産業の未来」 同機構果樹茶業研究部門はブドウ「シャインマスカット」や日本ぐり「ぽろたん」など品種の育成や栽培の省力化などの技術開発を行っており、同書ではホームページで紹介している品種などについて詳しくまとめたものとなっている。
 農研機構のこれまでの歩みから始まり、「総論編」「品種編」「栽培技術編」の3部構成でまとめてある。
 「総論編」では果樹品種の変遷や品種改良の展開、消費者意識などを整理しつつ、果樹産業の情勢を解説。「品種編」では、かんきつ・リンゴ・ブドウ・日本ナシ・カキ・ウメ・クリについて有望な7品種と1台木の育成と普及過程、そしてこれから期待される新しい24品種を紹介している。「栽培技術編」では、温州ミカンの浮皮軽減技術や省力・軽労化技術、地球温暖化が果樹に与える影響の評価と対策技術など、技術解説を掲載。
 担当者は「研究所や県の普及所の他、新しい作物に意欲的に取り組む農家などが購入している」と話す。
 B5判320頁で、税抜価格4500円。問い合わせ先は農研機構果樹茶業研究部門 電話:029-838-6451。
 なお同書は、農研機構九州沖縄農業研究センターの育成品種の普及過程を紹介した、2013年刊行の「新品種で開く地域農業の未来~食農連携の実践モデル~」の姉妹書となっている。

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