朝はトマトジュースを ヒト試験で明らかに2016年8月30日
カゴメ(株)はこのほど、1日のうち、朝にトマトジュースを飲んだ場合が、最も効率的に機能性成分のリコピンが吸収されることをヒト試験で明らかにした。
これまでの研究で、体内の栄養成分の消化吸収や代謝には1日のリズム(サーカディアンリズム)があることが分かっていた。時間帯によって栄養成分の吸収効率が違う可能性があり、同社では2015年、動物試験でトマトを含む飼料を給餌した結果、他の時間帯より効率的にリコピンが摂取できることを明らかにしていた。
今回、カゴメのトマトジュース(食塩無添加160g)を朝8時、昼12時、夜18時の各時間帯で健康な成人男女に摂取してもらい、その血中リコピン濃度を測定した。
摂取後のいずれの時間帯でも朝に飲んだときの値が最も高く、特に4時間後、6時間後では昼に飲んだ時と比較して、統計学的に有意な差があることが分かった(上図)。
リコピン摂取量の指標である応答血中濃度曲線下面積(IAU)の変化量でも、麻が最も値が大きかった(下図)
動物試験の結果も併せて考察し、同社はトマトジュースからリコピンを効率よく吸収するには朝が適しているという。リコピンは血糖値を下げたり、動脈硬化を予防したりする作用があると考えられている。
重要な記事
最新の記事
-
【年頭あいさつ 2025】小澤 敏 クロップライフジャパン 会長2025年1月3日
-
【年頭あいさつ 2025】栗原秀樹 全国農薬協同組合 理事長2025年1月3日
-
【年頭あいさつ 2025】的場稔 シンジェンタジャパン株式会社 代表取締役会長2025年1月3日
-
【年頭あいさつ 2025】井上雅夫 住友化学株式会社 執行役員アグロ事業部担当2025年1月3日
-
【年頭あいさつ 2025】岩田浩幸 日本農薬株式会社 代表取締役社2025年1月3日
-
【年頭あいさつ 2025】国際協同組合年機に反転 村上光雄 一般社団法人 農協協会会長2025年1月2日
-
【年頭あいさつ 2025】基本法理念 実現の時 江藤拓 農林水産大臣2025年1月2日
-
【年頭あいさつ 2025】基本法の具体化に全力 山野徹 全国農業協同組合中央会 代表理事会長2025年1月2日
-
食と農を未来へつなぐ【年頭あいさつ 2025】折原敬一 全国農業協同組合連合会 経営管理委員会会長2025年1月2日
-
【年頭あいさつ 2025】利用者本位の活動基調に 青江伯夫 全国共済農業協同組合連合会 経営管理委員会会長2025年1月2日
-
【年頭あいさつ 2025】つながり強化戦略推進 奥和登 農林中央金庫 代表理事理事長2025年1月2日
-
【年頭あいさつ 2025】医療、福祉の充実に一丸 長谷川浩敏 全国厚生農業協同組合連合会 代表理事会長2025年1月2日
-
【年頭あいさつ 2025】『家の光』創刊100周年 JA教育文化活動支援に尽くす 栗原隆政 (一社)家の光協会 代表理事会長2025年1月2日
-
【石破総理 新春インタビュー】政治の大転換期、新たな農業政策へ どう一歩踏み出すか(2)2025年1月1日
-
【石破総理 新春インタビュー】政治の大転換期、新たな農業政策へ どう一歩踏み出すか(3)2025年1月1日
-
【石破総理 新春インタビュー】政治の大転換期、新たな農業政策へ どう一歩踏み出すか(4)2025年1月1日
-
2025年度 農林水産関係予算 2兆2706億円 前年より20億円増2024年12月27日
-
【特殊報】モモほ場で「モモ果実赤点病」県内で初めて確認 愛知県2024年12月27日
-
【特殊報】ブドウにシタベニハゴロモ 県内の果樹園地で初めて確認 富山県2024年12月27日
-
【注意報】かぼちゃにアブラムシ類 八重山地域で多発 沖縄県2024年12月27日