新品種開発へ キクのゲノム編集を開発2017年3月14日
農研機構は世界で初めてゲノム編集でキクの性質を変えることに成功したと、3月10日発表した。
DNA切断酵素などを使い特定の遺伝子配列を狙って変異を導入する「ゲノム編集技術」が進展している。植物ではイネやトマトなどを中心に開発が進んでいる。
キクは1種類の遺伝子に同じ機能を持つ複数の遺伝子がゲノムに存在する。また染色体を6セット持っているため、イネなどのように染色体が2セットの作物と異なり、遺伝子を変異させても、他に変異していない遺伝子があるため形質としてあらわれにくい特徴がある。
農研機構はキクの中で遺伝子配列がわかっている「蛍光タンパク質遺伝子」にゲノム編集を行い、方法を開発した。
ゲノム編集は、現在の異なる品種間の交配で作られる品種改良とは別の、新しい手法として期待されている。また、まだ解明されていないキクの遺伝子の機能解明にも注目されている。
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