渋皮剥きやすい早生クリ「ぽろすけ」誕生2017年3月14日
農研機構は3月10日、早生ニホングリ新品種「ぽろすけ」を発表。「ぽろたん」と同じように渋皮が剥けやすいため「ぽろたん」の受粉樹としても適している。
「ぽろすけ」は、「ぽろたん」より1週間早く収穫できる。また「ぽろたん」とあわせて栽培することで、渋皮が?けやすいクリの収穫期間が拡大できる。
果実特性は1果平均重が「ぽろたん」(24.9g)に比べ3.9g少ない21.0gで、色は淡黄色。やや粉っぽい肉質で、甘みは「ぽろたん」の「やや多」に比べ、「中」。しかし、食味は「ぽろたん」とほぼ変わらないという。
クリは同じ品種の花粉だと実がつきにくい。そのため花粉用に別の品種を混ぜて植える必要があり、「ぽろすけ」「ぽろたん」で相互に受粉樹として利用できる。そのため渋皮が剥きやすいクリが安定して生産できる。
「ぽろすけ」の苗木は平成29年秋ごろから発売予定。
(写真)果実中心部に長さ約2cm、深さ3mmの傷をつけオーブントースターで7分加熱した様子(農研機構果樹茶業研究部門提供)
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