レタス新品種「クラウドブレイク」を販売開始 シンジェンタジャパン2017年7月25日
シンジェンタジャパン(株)は7月下旬からレタスの新品種「クラウドブレイク」の販売を開始する。
レタスは、消費者の健康志向、軽量野菜志向を背景に、家庭用および業務用として、周年で安定した需要のある野菜だが、最近のゲリラ豪雨や異常な低温、高温などの気象条件によって供給量や価格が不安定になりやすい野菜でもある。
シンジェンタジャパンが今回販売するレタスの新品種「クラウドブレイク」は、四国、九州地方を中心としたレタス産地での1-2月収穫に適した品種で、特に、レタスの主要産地で問題となっているべと病、ビッグベイン病に強く、低温期の伸長性に優れているため、厳寒期でもしっかりと肥大し、安定してL、2Lサイズを収穫することが可能になるという。
さらに、低温期における形状安定性と結球性が良好であることから、高品質レタスの出荷に貢献出来ると同社では期待している。
「クラウドブレイク」の種子は、全国の種苗店を通じて販売されるが、同社では品種特性から、作型適性の高い暖地の冬レタス産地を中心として普及を進めていくことにしている。
■結球レタス「クラウドブレイク」の特長
1:草勢はやや強めとなり、外葉は大きめとなる
2:球形は扁円~豊円球にまとまりやすく長玉などの変形球が少ない
3:安定した結球性を持ちブカ玉になりにくい
4:低温期の伸長性に優れトンネルの外側列でも安定した伸長性を持つ
5:べと病、ビッグベイン病に強い
■希望小売価格(税抜き)は9800円(5000粒コート種子1缶あたり)と考えている。
(写真)収穫期間近のクラウドブレイク
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