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ハクサイとキャベツは高値で推移2018年3月1日

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・3月の野菜生育と価格見通し

 農林水産省は2月28日、東京・中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況と価格見通し(3月)について、主産地などからの聞き取りを行い、その結果を公表した。

 これは、ここ数年来の天候不順により、野菜の価格変動が大きくなっている中で、野菜の生育状況や価格見通しを情報発信するため、平成23年から、主産地、卸売会社、中間事業者などから聞き取りを行っているもの。
 それによると、ダイコンは、生育期間を通じた低温で生育が低下したため、平年よりも小ぶり。またニンジンは10月以降の長雨と日照不足で生育低下、平年よりも小ぶりとなったものの、回復傾向にある。
 葉茎菜類のハクサイとキャベツは生育期間中の低温で生育低下、小玉傾向にある。ホウレンソウも同じ理由で小型傾向だが回復傾向にある。ネギは平年並みで、レタスは低温による生育低下で小玉傾向だが、回復傾向にある。
 キュウリやナスなどの果菜類は平年並みの生育。土物類ではバレイショが平年並みの生育。サトイモとタマネギは貯蔵ものの出荷期間にあたる。
 今後の価格見通しでは、ハクサイ、キャベツが3月後半も高値水準で推移するとし、ダイコンは3月前半は高値水準だが、後半は2月や3月前半の水準からは回復するとの見通しを立てている。
 ニンジンとレタスは3月前半は高値水準だが、後半は平年並みに戻るとの見通しだ。その他は平年並みで推移するとした。詳細は需給、ガイドライン、入荷及び価格の見通し等に関する情報で見ることができる。

 ○問い合わせ先:同省生産局園芸作物課
 ○TEL:03-3502-5961

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