もちもち新食感のトウモロコシ新品種 大和農園2018年12月19日
(株)大和農園は、2019年1月からモチモチとした食感が魅力のトウモロコシの新品種「もちもち太郎パープル」と「もちもち太郎バイカラー」の種子を全国で発売する。もち質デンプンを多く含み、粘りがあるのが特徴。粒の表面がツルツルでワックスをかけたように見えるためワキシーコーンとも呼ばれている。
現在のトウモロコシの主流は、糖度が高くシャキシャキした食感のスイートコーン(甘味種)だが、昔はもちトウモロコシ(もち種)も食べられていた。従来のもちトウモロコシは甘みが少なく、サイズも小さいものがほとんどだった。
今回同社が発売する「もちもち太郎パープル」と「もちもち太郎バイカラー」は、もちトウモロコシ特有のモチモチとした食感は残し、従来のもち種より糖度が高く、食感だけでなく食味も良いのが魅力。また従来よりも収穫物が大きく、収量性も向上された。
もちもち太郎パープルは、果粒が濃い紫色で、穂重は皮付きで約300g、穂長は約25cm。もちもち太郎バイカラーと比較して草丈は低い。もちもち太郎バイカラーは、果粒が白色と紫色の混合で、紫粒の発生率は35%前後。穂重は皮付きで約320g、穂長は約28cm。両品種とも、草丈はスイート種と比較して高くなるが、根張りが良いため倒伏には強い。収穫目安は、絹糸の生え際中心部が枯れて黒褐色に変わる播種後約80~85日。
茹でトウモロコシは特にモチ感と甘味を感じることができ、バター醤油で焼きトウモロコシにするのも良い。またトウモロコシご飯もおすすめで、もちもち太郎パープルを混ぜてご飯を炊くと色も食感もまるでお赤飯のようになる。またサラダに入れても美味しく、彩りも鮮やかで料理のアクセントにもなる。
希望小売価格(税込み)は、20mlが378円、1dlが1620円。全国の種苗店、JAルートを通じて販売する他、同社のオンラインショップと通販カタログでも発売する。
○問い合わせ先:(株)大和農園
○TEL:0743-62-1182
○オンラインショップ:種・苗・球根の通販サイト | 種・苗・園芸用品の通販‐大和農園オンラインショップ
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