甘いトウモロコシは「朝もぎ」がポイント タキイ種苗2019年7月31日
夏のバーベキューに欠かせない野菜といえばトウモロコシ。タキイ種苗は、この時期から始めるトウモロコシ栽培のポイントを紹介している。
スイートコーンの「おひさまコーン88」
トウモロコシは光合成の能力に優れた植物で、イネの約2倍ともいわれている。光合成は、トウモロコシの中に蓄えられた エネルギー(=糖分)を使うため、日中のトウモロコシは糖分が減少した状態。そして夜になると昼間の光合成で得たエネルギーを糖分に変えて蓄えるため、朝方に収穫したものは甘くなる。
これからトウモロコシを栽培するなら、収穫っと出荷時期を通常よりも遅らせて種を播いて育てる「抑制栽培 」がおすすめ。8月中下旬までに種を播けば10月上旬頃から収穫できる。気温も高くなるため、発芽・生育も順調に進む。また、夜間の温度が下がる秋に収穫すると、糖度が高く、食味が比較的長持ちする穂が収穫できる。
ただし、春にタネを播いて育てる普通栽培とは違い、品種選びも注意が必要。いくつかのポイントを押さえて栽培すると、秋には甘くておいしいトウモロコシが収穫できるという。
<トウモロコシ栽培のポイント>
ポイント1:品種選び
抑制栽培では、種を播いてから実が熟すまでの期間が85日以上ある品種がよく、草勢が強い 品種がおすすめ。タキイ種苗のおすすめは、ボリュームのある穂がたくさん収穫でき、甘くてやわらかい「おひさまコーン88」と、甘くて粒皮が比較的厚く焼きトウモロコシトウモロコシに最適な「キャンベラ90EX」。
ポイント2:水はたっぷり
トウモロコシの栽培によくある失敗として、皮をむいたら、先端に実がついていないことがあるが、原因は水不足。トウモロコシは生育過程で水分がたっぷり必要で、水分が不足すると、糖度不足、先端不稔、穂の肥大不足につながる。
ポイント3:収穫適期を逃さない
収穫が早すぎると糖度が十分に上がらず、逆に遅れると粒皮のしなびや糖度の低下につながる。収穫適期は開花後20~25日ごろ。ひげ(絹糸)が茶色く変色し、先端の粒が真珠色からしっかり黄色に色づいたら収穫する。
重要な記事
最新の記事
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日
-
【注意報】過去10年間で最多誘殺 水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年7月18日
-
【注意報】平年の4倍 水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月18日
-
「JAサイネージ」 JA本店や金融店舗の情報発信にも利用拡大 あぐラボ2024年7月18日
-
【人事異動】JA全国共済会 新会長に坂本富雄JA埼玉県中央会会長(7月18日)2024年7月18日
-
スマホでより便利に「石川県Aコープ(ジャコム石川)アプリ」提供開始2024年7月18日
-
TOWING「宙炭」活用 根域制限栽培によるシャインマスカット栽培実証開始 日本農業2024年7月18日
-
バイトアプリで1万人採用 農中提携の農業人材サービス 労働力確保に寄与2024年7月18日
-
令和6年度JAグループ宮城 県南地区で1台目となる共同購入コンバイン出荷式 JA全農2024年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 全県で多発のおそれ 秋田県2024年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年7月18日
-
【注意報】野菜、花き類にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 過去10年最多の昨年を上回る誘殺 千葉県2024年7月18日
-
【注意報】ネギにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 千葉県2024年7月18日
-
【注意報】果樹全般に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年7月18日
-
農業用ドローン専用カスタマーサポート 繁忙期で対応拡大 ナイルワークス2024年7月18日
-
食物繊維が豊富なもち麦2種の品種登録 成果を紹介 生研支援センター2024年7月18日
-
AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」エントリー&ハイエンドモデル同時リリース2024年7月18日
-
静岡県産「マスクメロン」使用 期間限定ショートケーキ登場 カフェコムサ2024年7月18日
-
鳥インフル カナダ・オンタリオ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2024年7月18日