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ニンジンは生育遅延、1月上旬は高値で推移 野菜の生育状況と価格見通し(令和2年1月)2019年12月26日

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 農林水産省は12月25日、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格見通し(令和2年1月)について、主産地等から聞き取りを行いその結果を公表した。

 現在の生育状況は、根菜類でダイコンは、平年並み。肥大が順調に進み、太物傾向。ニンジンは、10月中旬以降の長雨の影響に伴い、生育が遅延。品質の低下も見られる。

 葉茎菜類でハクサイは、平年並み。品質が低下していたが、天候が良好に推移していることに伴い、回復傾向。キャベツ、ホウレンソウ及びレタスは、平年並み。ネギは、概ね平年並み。一部産地において、10月の大雨による作業遅れ等の影響により、生育が遅延しているが、回復してくる見込み。

 果菜類はキュウリ、トマト及びピーマンは、平年並み。ナスは、概ね平年並みだが、11月末頃からの気温低下に伴い、生育がやや鈍くなっている。

 土物類はバレイショが、北海道で収穫が終了し、作柄良好。長崎県の生育は平年並み。サトイモは、平年並み。タマネギは、収穫が終了し、作柄良好。

 今後の生育、出荷及び価格見通しは、ダイコン、ハクサイ、キャベツ、ホウレンソウ、ネギ、レタス、キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、サトイモ、タマネギは1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

 ニンジンは主産地で、生育が遅延していることから、1月前半の出荷数量は平年をやや下回った。品質の低下も見られるため、価格は平年を上回る見込み。今後、天候が良好に推移すれば、生育及び出荷数量の回復が見込まれ、1月後半の出荷数量、価格ともに平年並みに戻る見込み。

 バレイショは、1月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。

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