2019年度のおから生産量は28%増の2817tー乾燥おから協会まとめ2020年6月11日
日本乾燥おから協会は、加盟8社のおからパウダー年度別生産量を発表した。2019年度の生産量は合計2817tで、前年度比128%と大幅にアップ。2015年の協会設立時から約3倍に拡大した。
乾燥おからは、豆腐や豆乳をつくる際に残る「おから」を特別な機械を用いて短時間で乾燥させたもの。低糖質ながら、食物繊維やたんぱく質が豊富なヘルシー食材として注目されている。
おからパウダーの生産量は年々増加傾向にあったが、近年手軽に食材にふりかけて食べるスティックタイプや味付けタイプなどの新商品により、活用の幅が拡大。大手食品メーカーが参入したこともあり、生産量は順調に拡大している。
おからパウダーは、豆腐や豆乳・油揚げを作る際の副産物であるため、急激な需要増に一時品薄状態になることもあった。現在加盟各社は生産設備を増強し、安定供給に向けた取り組みを進めている。同協会では、おからパウダー品質保持のため自主規格を定め、毎年自主調査を行っている。品質に関して加盟メーカーは全社クリアしており、今後は規格に見合う商品に協会認証マークを掲示するなど、消費者が安全・安心におからパウダーを利用できる取り組みを推進していく考えだ。
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