ドリアンの認知拡大へ 河野太郎大臣が名誉会長に就任 日本ドリアン普及協会2021年2月15日
日本ドリアン普及協会は、ドリアンの認知拡大のため2020年1月18日に発足。このほど、ドリアンが大好物であると知られる河野太郎行政改革・国家公務員制度担当大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策・規制改革)を名誉会長に迎えた。今後は、ドリアンコンテストなどイベントに参加し、審査委員長などを行う予定。
名誉会長に就任した河野大臣(写真中央)
![「フルーツの王様」ドリアン](https://www.jacom.or.jp/yasai/images/nous21021506_2.jpg)
マレーシアなど東南アジア諸国で栽培されているドリアンは、「フルーツの王様」と呼ばれ、濃厚なカスタードのような食味や、様々な効能から世界的な需要が急激に高まっている。特に、ここ10年で中国での消費は目覚ましく、2019年には生のドリアン果実の輸入額が17億ドルを超え金額、量ともに中国の輸入フルーツ1位になった。2020年も需要の伸びが加速しており、中国や東南アジア諸国では、ドリアン関連のスイーツ市場が拡大している。
日本国内では、ドリアン自体の流通量の少なさから、目に触れる機会も珍しいことから、同協会では、本当に美味しいドリアンを消費者に食べてもらう機会を提供し、ドリアンに対するイメージを"ただ臭い"から良い方向に向けるための啓蒙活動を行う。
ドリアンの栽培の北限はベトナムの中部辺りと言われているが、同協会は沖縄県の石垣島でドリアンの栽培の実現に向けて調査を開始。同プロジェクトは沖縄担当相の河野大臣から「沖縄でドリアンが栽培出来ないものか」と相談されたことからスタートした。今後は、栽培に向けた研究や新品種の開発、新鮮さを維持するための技術の研究、ドリアンを使った関連製品づくりなど機会創出に挑戦。また、コロナ終息後は、複数品種のドリアンを集めた品評コンテストやドリアンスイーツコンテストといったイベントなどの開催を予定している。
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