静岡県が表彰「耕作放棄地再生部門」で最優秀賞伊豆オリーブみらいプロジェクト2021年2月17日
東急、伊豆急ホールディングスとJ-オイルミルズの3社が伊豆半島で推進する「伊豆オリーブみらいプロジェクト」が、令和2年度の静岡県農地利用最適化推進活動表彰事業で「耕作放棄地再生部門」の最優秀賞を受賞した。
同プロジェクトは、東急と伊豆急HDが、オリーブを通じて、農業(1次産業)、製造業(2次産業)、小売業(3次産業)の事業を総合的かつ一体的に推進する、「6次産業化」による地域活性化を目的に、2013年に始めた荒廃農地を持続的に活用する取り組み。急増するオリーブオイル需要を追い風に、伊豆の特産品としてオリーブを商品化し、観光客増加による地域活性化や、ミカンや茶栽培農家の減少で発生した耕作放棄地の再生をめざしている。2019年10月には、同プロジェクトにJ-オイルミルズが参画し、3社で伊豆産オリーブのブランド化や地域活性化、耕作放棄地再生等農業における課題の解消に取り組んでいる。
同表彰事業は、静岡県が農地利用の最適化推進のため、他地域の模範として波及効果が期待できる耕作放棄地の再生活動や農地集積・集約化の推進活動等に取り組む組織・個人を表彰。「耕作放棄地再生部門」と「農地集積・集約化部門」の2部門の募集があり、活動の状況、活動の成果、地域活性化又は経営への寄与、話題性、活動の継続性・発展性についての審査の結果、受賞者が決まる。
「伊豆オリーブみらいプロジェクト」については、3社が業務提携してプロジェクトを行い、耕作放棄地を再生して規模拡大している点や伊豆の地域活性化を目指して、6次産業化によるオリーブの商品化に取り組んでいる点が評価された。
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