食育・地域づくりをコンセプトに静岡の地産地消いちご「結苺」誕生2021年3月25日
静岡県浜松市で地産地消の食品卸売や商品開発、販路開拓を手がけるYui suppor合同会社で、食育・地域づくりをコンセプトにしたオリジナルブランド苺「結苺」(むすびいちご)が誕生。栽培体験をしたアグリ会員へ贈答が開始された。
食育・地域づくりをコンセプトに静岡の地産地消いちご「結苺」誕生
「結苺」は、地産地消と地域のコミュニティ形成をコンセプトに生まれたブランドいちご。地域のコミュニティ形成と、地元企業との共創・連携によって地域のエコシステム貢献を目的としている。
同社は「結苺」を栽培・販売するだけでなく、「体験+商品」を先買いする「アグリ会員制度」を設け、結苺ハウスを教育ファームとして場を提供。会員が苺の栽培体験を通して、地元農家、会員、取り組みをサポートする地元の民間企業が一体となる地域のコミュニティ形成を進めている。また、学校など教育機関との連携により、子どもが農業に親しみを持ち、地元に興味をもつきっかけづくりをめざしている。
さらに、いちご狩りなどのイベントを通した地域観光の活性化や、担い手不足などによる第一次産業の課題解決に取り組み、「結苺」の生産を通じて、静岡県のいちご生産量を全国4位から3位となるよう地元静岡を盛り上げていく。
「結苺」の品種は酸味と甘味のバランスが良く、いちご本来の濃厚な味が楽しめる「紅ほっぺ」。天敵害虫を導入しテントウムシやダニの一種を活用して農産物の害虫を駆除しながら減農薬で栽培している。また、水の水質分析から必要な養分を洗い出した独自の肥料を使用。液肥をあげるタイミングは灌水システムで自動的に「どのタイミングで」「どれくらいの量を」あげるかが管理されるため、農業の知識のない人でもおいしい苺が栽培できる。
現在、「2021年度アグリ会員」募集中。会員期間は9月1日〜2022年3月31日。会費は5000円(+送料600円)。締切は8月末。
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