マレーシア産ドリアン「猫山王」生で日本初上陸 予約販売開始 かをり果樹園2021年7月7日
株式会社かをり果樹園(神奈川県横浜市)は、マレーシア産生ドリアン「猫山王」の予約販売をインターネットストアと全国の小売店などで開始。マレーシア産ドリアンを生で販売するのは日本初の試みとなる。
「猫山王」は、濃い黄色の果肉と、お尻の星形が特徴
「猫山王(Musang King, Mao Shang Wang)」は、マレーシア産ドリアンの最高級品種で、スウィートでありながらビターで複雑な味わいを持ち、ドリアン独特の香りの中に気品やフルーティーさを感じられる。一般的な品種と比べると、"ドリアン界のロールスロイス"と言えるワンランク上の品種。ドリアン愛好家のなかには、「猫山王」以外のドリアンを食べないという熱狂的なファンもいる。
日本へのドリアンの輸入量は、財務省貿易統計では2015年には約6.5トンだったが、2020年には約413.8トンと、5年間で大きく増加。また、中国では2020年の輸入額が23億ドル以上にものぼり、前年に比べて約35%増加している。
現在、ドリアンの消費はタイ産やベトナム産がほとんど。その理由は収穫様式の違いによるところが大きく、タイやベトナムでは7割から8割程度熟した果実を収穫し、輸送中に追熟を行なうため、貯蔵期間が長くなり、扱いやすくなるが、追熟によりドリアン特有のニオイが発生しやすくなる。一方、完熟した果実を収穫するマレーシア産のドリアンは、すぐに食べごろを迎えるため、独特なニオイが抑えられ、ドリアン本来の味わいを楽しめる。ドリアンの実は、収穫して間もない新鮮なうちはフルーティーな香りがふわっと香る程度。同社はマレーシア産のドリアンの特性を最大限活かすため、同国内のドリアン専門業者と協力し、収穫から最短3日で提供することができる。
予約受付中のマレーシア産"生"ドリアン「猫山王」は約1.キロで8640円、同約2キロは1万1340円。配達予定日は7月15日。9月までに3~5回の入荷を予定。
マレーシア産のドリアンは完熟後、自然に落果し、地表付近のネットで受け止める
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