国産の加工・業務用野菜 「安全性・信頼性」68.3% 食品小売業評価ー農水省意識調査2022年1月28日
農林水産省が食品製造業や外食産業を対象にした意識調査で国産の加工・業務用野菜を利用する利点について、食品小売業では「安全性・信頼性」との回答が68.3%と7割になることが示された。
国産の加工・業務用野菜の利用意向については「増やしていきたい」と回答した割合は、食品製造業で45.6%、食品卸売業で47.5%、食品小売業で36.5%、外食産業で30.2%だった。
国産野菜を利用する利点については「安全性・信頼性」との回答は、食品製造業65.9%、食品卸売業61.4%、食品小売業68.3%、外食産業67.5%といずれの業態でも高い結果となった。
ただ、食品卸売業では「取引先(消費者)の需要」が65.9%ともっと高く、食品製造業でも44.0%と2番目だった。
また、食品小売業と外食産業で2番目に高かったのは「鮮度の良さ」でそれぞれ55.4%、51.9%だった。
国産の加工・業務用野菜を利用する際の課題は、いずれの業種でも「値段が高い」がもっとも高く、食品製造業では35.1%、食品卸売業では38.6%、食品小売業では37.6%、外食産業では49.5%だった。
ついで高かったのは「安定供給性に欠ける」で、食品製造業では21.6%、食品卸売業では33.0%、食品小売業では23.3%、外食産業では25.5%だった。
国産の加工・業務用野菜の利用増加に必要なことは、食品製造業では「価格の低下」39.3%、「安定的な数量確保」38.4%と続くが、食品卸売業では「安定的な数量確保」49.2%、「価格の低下」37.5%となった。
また、食品小売業では「価格の低下」49.5%、「安定的な数量確保」35.9%と続くが、外食産業では「価格の低下」62.6%に次いで「安全性・信頼性」42.7%となった。
加工・業務用野菜の仕入れ形態は、食品製造業では「原体」53.3%、次いで「粉末・ペースト」10.0%、「カット(チルド)」8.0%だった。
食品卸売業では「原体」74.9%、次いで「カット(チルド)」16.1%、「皮むき」7.0%だった。
食品小売業では「カット(チルド)」が55.0%ともっとも高く、次いで「原体」33.5%、「カット(冷凍)}4.6%だった。
外食産業は「原体」61.7%。「カット(冷凍)」12.2%、「カット(チルド)」が8.9%だった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日