ご当地ブランド梨「多摩川梨」JAセレサ川崎の直売所などで販売開始2022年8月23日
神奈川県川崎市を中心に栽培されている名産の「多摩川梨」の収穫が始まり、JAセレサ川崎の直売所など一部店舗で期間限定で販売している。
「豊水」に「二十世紀」を交配し、新たに平成13年に登録された品種「生水(いくすい)」
「多摩川梨」は、神奈川県の川崎市を中心に、東京都の稲城市や小平市、日野市など多摩川流域の自治体で収穫される日本梨の総称。多摩川に運ばれた沖積土壌は、梨の栽培に適しており、おいしい梨が生産されている。
川崎市では、長十郎発祥の地である大師河原周辺から栽培が始まったが、宅地化の進展に伴い、大正時代の後期から昭和の初めにかけて上流の高津・稲田・菅・生田地区に栽培地が移った。現在では多摩丘陵の宮前地区や柿生地区でも栽培されている。また、川崎市で誕生した「長十郎」に代わり、現在では「幸水」や「豊水」など、さまざまな種類の梨が栽培されている。
ゴリゴリとした歯ごたえで、ほどよい甘味がある「長十郎」
今年の収穫は7月下旬から極早生が開始。その後、早生品種の幸水が8月10日から盛んになり、豊水が20日以降に販売、あきづきが8月30日以降に販売される。「多摩川梨」は、JAセレサ川崎ファーマーズマーケット「セレサモス」麻生店(川崎市麻生区)と、JAセレサ川崎ファーマーズマーケット「セレサモス」宮前店(川崎市宮前区)で販売されている。
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