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ダイコンとニンジンが平年比30%以上の高値に 8月の長雨影響 農水省の食品価格動向調査2022年10月12日

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農水省が10月11日に公表した食品価格動向調査(野菜)によると、今年8月の北海道や東北での長雨の影響で、ダイコンとニンジンの価格が平年より30%以上の高値傾向となっている。

最新の食品価格動向調査(10月3日~5日)結果によると、ダイコンの平均小売価格は1キロ当たり255円で平年比133%となっているのをはじめ、ニンジンも1キロ当たり508円で平年比130%の高値となっている。

農水省園芸作物課によると、ダイコンは主産地の北海道と青森県で、8月上旬から中旬にかけての長雨の影響で品質低下などにより出荷量が減っていることが要因で、市場価格も高値が続いている。ニンジンについても主産地の北海道で同様に長雨の影響で出荷量が減っており、今月いっぱいほどは高値傾向が続くとみられている。ただし、品質低下は回復傾向にあるという。

一方、今年春に価格が高騰したタマネギは、北海道産などの出荷が順調だったため、価格は落ち着いてきているものの、1キロ当たり298円で平年比119%となっている。

食品価格動向調査(野菜)は、農水省が毎週、主な野菜8品目について、各都道府県ごとに10店舗ずつ、計470店舗の量販店で実施し、全店舗の小売価格の全国平均値を公表しているもので、今月からの対象品目は、キャベツ、ネギ、レタス、タマネギ、トマト、ニンジン、ハクサイ、ダイコンとなっている。

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