静岡台風被害でCF「わさび田復興プロジェクト」実施中 ユートレマ2022年12月20日
わさび栽培を主とする農業生産法人ユートレマ(静岡県静岡市)は、9月下旬に台風・局所豪雨により被災・壊滅した「わさび田の復興」の運営資金をクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で募集中。200万円をめざし、2023年1月31日まで支援を募っている。
9月23日の台風により、静岡市内では広域的に浸水被害が発生。静岡市清水区では数日間の断水被害に見舞われた。静岡市の山間地では台風の直後、局所的に線状降水帯にかかったこともあり、過去の記録にないほどの雨量で、わさび田のある安倍川に通ずる沢も、10メートル以上の高さがある堤防を越えて水や土砂が入り、農林道も大きな被害を受けた。
今回の洪水により同社の農場全体の6割が被災。大きな農場が2つありそれぞれサッカーのフィールド1面位の大きさだが、片方は全体的に壊滅し、完全復旧には1億円以上がかかる。もう片方はサッカーフィールドにして2割程度の被害で、今回のプロジェクトでは、こちらの修復をめざしている。
わさびは、わさび田に苗を植えてから収穫できる大きさに生育するまで、1~2年が必要。収益を得られるのは「わさび田を直し、苗を植えて1年後にできたわさびが売れた時」になるため、被災したわさび田からはそれまでは収入を得られない。現在は無事だったわさび田の収穫・栽培をしながら、同時並行して被災箇所を自助的に修復している。
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