今季初出荷の「台湾パイン」台湾行政関係者らが視察 ファーマインド2023年3月8日
日本の農林水産省の副大臣にあたる台湾行政院農業委員会の陳駿季副委員長が来日し、青果の総合流通企業・ファーマインドと提携して販売する「台湾パイン」について視察した。陳副委員長と台湾行政機関、駐日代表機関の関係者らは3月6日、フードスクエアカスミオリナス錦糸町店(東京都墨田区)を訪れ、今年初出荷となる「台湾パイン」の売れ行きや、日本の消費動向などについて説明を受けた。
フードスクエアカスミオリナス錦糸町店で「台湾パイン」をPRした関係者。右から3人目が陳副委員長
果肉がオレンジ色で芯まで柔らかい「台湾パイン」は、日持ちがしないという難点がある。ファーマインドが今季提供する台湾パインは、石や砂の多い土地で過剰に栄養を与えず、通常より収穫までの期間を長くすることで、おいしく日持ちのする「台湾王パイン」として初登場。加えて、例年人気の「台湾スイートパイン」の2種を提供する。同社は、箱や積載方法など輸送環境を改善することで、より品質を保った状態で店頭へ運べるよう改善している。
また今季は、「台湾パイン」の味を広めるために、気軽で手に取りやすいカットパインの販売を強化。カットパインも、厳しい衛生管理のもと自社の青果専用センターで加工し、独自のパッケージで消費期限4日と通常より鮮度が長持ちするようになった。
「台湾スイートパイン」の売場
店頭で台湾パインを購入する消費者などの様子を視察した陳副委員長は「多くの日本の消費者に、台湾パインを楽しんでいただきたい。とりわけカットパインは、手軽に手に取りやすいので、召し上がっていただく機会が増えるのではないか。台湾の行政機関としても、高品質なパインを安定的に日本に届けられるよう、積極的に支援していきたい」と今後の販売に期待を寄せた。
ファーマインドは、台湾の行政機関と提携し現地企業と連携することで、台湾においても青果流通を支えるコールドチェーンの構築を推進。「台湾パイン」の日本での販売が3年目となる今年は、さらに高品質を保つ安定したコールドチェーンを構築。今季の販売期間(3月~6月)の出荷数で前年同期比の170%をめざす。
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