フルーツビール「湘南ゴールド」春夏限定販売 サンクトガーレン2023年3月15日
地ビールメーカーのサンクトガーレン（神奈川県厚木市）は4月14日、神奈川県産オレンジ「湘南ゴールド」を使ったフルーツビール「湘南ゴールド」を発売。9月末までの春夏限定で販売する。
「湘南ゴールド」（発泡酒）
「湘南ゴールド」は、神奈川県が12年の月日をかけて育成したオリジナル柑橘で、2003年に品種登録された。見た目はレモンのような黄色で、食べると甘いオレンジというギャップがあり、華やかな香りが特徴となる。
同ビールには、湘南ゴールドの傷あり品やサイズ規格外品などを活用し、1回に約500キロを使い、果実は手作業で切り、皮も果汁も捨てることなく丸ごと使用。グラスに注いだときの香りや口に含んだときに鼻に抜ける香りにオレンジの風味が弾けるビールに仕上った。
「湘南ゴールド」ビールは果実が少しずつ県内に出回るようになった2007年、同社の岩本伸久代表がその香りに惚れ込んで試作を開始。2008年から春夏限定で製造しており、「湘南ゴールド」による加工品第1号となった。2009年からはＪリーグ湘南ベルマーレの「ベルマーレビール」として採用され、ホーム戦時の名物となっている。
神奈川県産オリジナル柑橘「湘南ゴールド」
また、「インターナショナル・ビアカップ」のフルーツビール部門では発売初年から10年連続入賞し、2011年には英国の「ワールド・ビア・アワード」フレーバーエール部門でアジアベストを受賞。また、2012年にはアジア最大級のクラフトビールの祭典「ビアフェス横浜」で神奈川県知事賞を受賞した。2016年には日本外国特派員協会主催「第2回世界に伝えたい日本のクラフトビール」8選に選出された。
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