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「あいちの伝統野菜」保存・普及の取り組みで愛知県大府市から感謝状 石井食品2023年6月6日

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無添加調理で商品作りを進める石井食品は6月1日、「あいちの伝統野菜」の保存・普及の取り組みに対し、愛知県大府市から感謝状を贈られた。また、今年は同社として初めて大府市への企業版ふるさと納税を寄付。これを機に同社は伝統野菜の保存・普及活動をさらに促進する。

大府市役所で行なわれた感謝状贈呈式で。左から岡村市長、石井食品石井社長、同前会長の石井健太郎氏大府市役所で行なわれた感謝状贈呈式で。
左から岡村市長、石井食品石井社長、同前会長の石井健太郎氏

石井食品は、「地域と旬」事業として、2017年より「あいちの伝統野菜」の保存・普及への取り組みを推進しており、2023年で活動を始めてから7年目を迎える。活動開始当初、伝統野菜は栽培の難しさや生産者の高齢化などによる生産者不足が深刻な状況だったが、大府市と石井食品は生産者増加や加工品製造販売による販路拡大など「あいちの伝統野菜」の保存・普及に向け尽力し、2023年からは新規就農者2人を迎えるなど、新たな一歩を歩み始めた。

大府市役所で行なわれた感謝状の贈呈式で、石井食品の営業担当者は、「素材本来の味を味わえる伝統野菜を後世に残すため、地元生産者の方々や大府市と協力し、今後も木之山五寸にんじん・知多3号たまねぎをはじめ、『あいちの伝統野菜』のブランド力を高め大府市の地域振興に寄与していきたい」と話した。

大府市の岡村秀人市長は「今後も石井食品との取り組みのなかで「あいちの伝統野菜」のブランド化を目指していきたい。企業版ふるさと納税の寄付金は「あいちの伝統野菜」普及活動に有効に使用する」とコメント。また、石井食品の石井智康社長は「日本の豊かな食文化を伝統野菜が支えているが、大量生産の時代の流れにより、衰退しつつある。伝統野菜の保存・普及活動を今後も官民連携で推進していきたい」と今後の更なる発展を誓った。

「知多3号たまねぎ」の収穫を行った園児と集合写真「知多3号たまねぎ」の収穫を行った園児と集合写真

この日は、吉田保育園(愛知県大府市)の園児による「知多3号たまねぎ」の収穫体験も実施。新規就農者の浅田大輔さんの畑で行なわれ、吉田保育園年長園児と収穫を体験。園児は「大きくて重いね」「このままかぶりつきたい」など収穫体験を通じて「あいちの伝統野菜」を知る食育活動になった。また、生産者の浅田さんからは「子どもたちに楽しく農業に触れてもらえてよかった」と話していた。

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