「電解水素水で育てた草津メロン」13日から数量限定で販売 日本トリム2023年6月8日
整水器を製造販売する日本トリムは6月13日、滋賀県草津市・湖南中央園芸組合前組合長の横江喜代治氏と提携して作った「電解水素水で育てた草津メロン」を、湖南中央園芸組合「横江農園」(滋賀県草津市)のWebサイトで発売。10時から300セット限定で販売する。
電解水素水で育てた平均サイズ(6L)のメロン(右)と通常サイズ(4L)のメロン
日本トリムと横江農園は、2015年から電解水素水を使った草津メロン栽培の実証実験を実施。草津メロンは、草津市で生産されている国内トップレベルの糖度を誇るブランドメロンで、毎年6月中旬から7月中旬にかけて販売されている。
草津メロンの基準では、サイズが3L以上、糖度が14.6度以上を「特秀」と定めているが、「電解水素水で育てた草津メロン」は、特秀の基準を上回る糖度17~18度で収穫している。収穫したメロンは、横江農園のWebサイトで販売しており、毎年12時間程度で完売する人気の商品。温暖な気候に恵まれた昨年は、地域全体が大きいサイズ(4L~5L)のメロンを中心に収穫でき、昨年の購入者からは「ものすごく美味しかった。来年も楽しみ」「甘くて美味しかった」という声が寄せられた。
日本トリムは、生産効率の向上、栄養価の高い機能性作物生産への寄与、植物工場棟での活用等による食糧問題・食の安全の問題への貢献を目指し、2012年から農業用整水器「還元野菜整水器」を販売。「還元野菜整水器」は、水道水や地下水を電気分解し、植物への散布や灌水により、抗酸化成分の増加や農作物の増収が期待できる。
「電解水素水で育てた草津メロン」の収穫
同社は2011年に整水器から生成した水素を含んだアルカリ性の電解水素水を青ネギ栽培に使用したところ、収穫量・品質が上がった。これををきっかけに、そのメカニズム解明のため、電解水素水の農業への応用について高知大学と共同研究を始め、エビデンスを取得してきた。
現在は、電解水素水で栽培した野菜=還元野菜の普及、機能性の解明を目指し、高知県、南国市、JA南国市、高知大学と5者協定を結び、産官学で「還元野菜プロジェクト」を推進している。
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