糖度22度のとうもろこし「雪やこんコーン」販売開始 うとさんち2023年6月15日
鹿児島県阿久根市の野菜農家「うとさんち」は、最高糖度22.0度を記録した白いとうもろこし「雪やこんコーン」を6月下旬~8月下旬頃まで販売する。今年は地元の農業高校生とともに栽培し、若い世代に農業の新たな魅力を伝える取り組みも行っている。
「うとさんち」は、創業当時26歳で農業未経験だった宇都風香さんが始めたブランド野菜の農家。白いとうもろこし「雪やこんコーン」は2022年、糖度22.0度と抜群な甘さを記録したとうもろこしで、早朝採りしたものを1本1本袋詰めし、収穫したての鮮度をできる限り保ったまま届けている。
うとさんちでは、栽培にあたり阿久根市で栽培が盛んなサトウキビの絞りかすなど、有機肥料メインで土作りと山間地の寒暖差も相まって、高糖度を実現。甘いだけではなく、果汁が滴るほどみずみずしいとうもろこしを生み出している。
デニムを着て農作業を体験する高校生
また、従来の農業に捉われず、品種選びから栽培技術、自社ブランドの戦略、広報活動など、地元の農業高校生に新しい形の農業に直接触れてもらう機会を提供。デニムで農作業を行い、直売イベント用のテントはオリジナルで目を引くデザインに。「おしゃれでかっこいい農業」をコンセプトに、従来の農業にない自由な発想で挑戦している。体験に来た生徒からは、「農家は大変で稼げないイメージがあったが、自分で販路を見つけ、他とは違う農業を行っていてかっこよく思えた」と、農業に対するイメージが変わったという生徒もいたという。
「雪やこんコーン(8本入り)」は3200円、「同16本入り」は6400円。いずれも税込。
重要な記事
最新の記事
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日
-
つくば市の農福連携「ごきげんファーム」平飼い卵のパッケージをリニューアル発売2025年4月18日
-
日清製粉とホクレンが業務提携を締結 北海道産小麦の安定供給・調達へ2025年4月18日
-
森林再生プロジェクト「Present Tree」20周年で新提案 企業向けに祝花代わりの植樹を 認定NPO法人環境リレーションズ研究所2025年4月18日