沖縄産ラム 離島8島の黒糖をブレンド「THE OKINAWA ISLANDS RUM」新発売2023年8月4日
175年にわたって積み上げてきた泡盛づくりの技術を再構築し、沖縄のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチーム「ONERUM(ワンラム)」は8月8日、新シリーズとなる、Blended Islands Seriesから「THE OKINAWA ISLANDS RUM」を発売する。
離島8島の黒糖をブレンドした「THE OKINAWA ISLANDS RUM」
瑞穂酒造(沖縄県那覇市)が主宰する「ONERUM」は発足以降、2021年7月~2023年3月にかけ、Single Island Series(シングルアイランドシリーズ)として、離島8島でつくられている黒糖を使い、各島の風土や生産方法の違いから生まれる黒糖の個性を引き出したラムを開発。各島のテロワールに基づいた黒糖を研究し、それぞれの個性を見極め、その魅力を最大限に詰め込んだ8種のラムを発表してきた。
新作の「THE OKINAWA ISLANDS RUM」(720ml・2920円、税込)は、島ごとに個性が異なる黒糖の風味と島の風土に丁寧に向き合い、各島の黒糖からできる個性豊かなラムの原酒をブレンドして仕上げた。また、国内ではONERUMプロジェクトのみが実現したダンダー仕込み製法を導入。デザインは、約1年半にわたり発表した「Single Islands Series」のラベルの色を全て、「THE OKINAWA ISLANDS RUM」のラベルに落とし込み、前シリーズからの物語を紡いでいる。
2023年は沖縄に黒糖が伝わって400年となる節目の年。黒糖と向き合い次世代へ繋ぐONERUMプロジェクトから、黒糖の歴史と未来を描いた贅沢なラムを届ける。
◎ONERUM PROJECT
瑞穂酒造は2020年11月、先人たちが受け継いできた伝統的素材のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチーム「ONERUM」を始動。生産農家、大学、研究機関、酒類の従事者が一丸となり、ラムの開発をはじめ、さとうきびの品種や産地、製糖方法、そしてラムの新たな楽しみ方などを探究している。
沖縄の偉人である儀間真常氏の功績により広まったといわれ、400年の歴史を誇る沖縄のさとうきびは、沖縄の各所で作られている。また、さとうきびから黒糖をつくる製糖工場が、沖縄県では離島8島(粟国島、伊江島、伊平屋島、西表島、小浜島、多良間島、波照間島、与那国島)にある。
同プロジェクトでは、さとうきびと、これら離島8島の風土や生産方法の違いから生まれる黒糖の、2つの原料に着目し、シングルアイランドシリーズ、ブレンデッドアイランズシリーズ、ワンアイランドシリーズの、3種のシリーズを展開。シングルアイランドシリーズは2021年から2023年にかけ8種のラムを発表した。
「沖縄黒糖」をつくる8島の位置関係(出典:沖縄県黒砂糖協同組合)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日