「カットぶなしめじ」のシェア拡大へ 那須塩原に北関東初の新工場を設立 ミスズライフ2023年9月6日
カットぶなしめじの株式会社ミスズライフ(長野県上水内郡飯綱町)は、主力商品「そのまま使えるぶなしめじ」の新たな生産拠点である那須工場を設立し、9月7日に落成式を実施。アフターコロナにおける時間効率や利便性を意識した商品需要を見据え、生産能力を現在の約114%に増強し、カットぶなしめじのシェア拡大を図る。
那須工場外観イメージ
きのこ業界では、使用済み培地(キノコを収穫した後の培地)の処分や再利用が課題となっており、那須工場でも、1日あたり約10トンの使用済み培地が発生。那須工場では、使用済み培地とカットした石突を、農業用ぼかし肥料や牛の飼料として100%再利用する。
同社は、長野、新潟、石川、長崎と全国4拠点に計8工場(委託工場含む)を有する。新たに栃木県那須塩原に工場を設立することで、関東エリアへの輸送時間を削減し、より品質の高い商品のお届けが可能となる。また、那須工場が位置する栃木県那須塩原に位置しており、自然豊かで水がきれいな地域。同社は全拠点、 里山と呼ばれる地域に拠点を持っており、その恩恵を受けてぶなしめじを生産している。工場で働くスタッフは、地元での採用を基本に、地域雇用にも貢献していく。
ぶなしめじの生育の様子
那須工場で生産する「そのまま使えるぶなしめじ」は、株ぶなしめじの石突部分をカットして袋詰めした商品。そのまま使えるため、調理の手間をカットできる。カットに適した品種を独自に開発し、風味豊かで、加熱してもへこたれない身の質の良さ、料理の見栄えを左右する軸の太さや白さを備えている。初収穫・出荷は9月14日を予定。
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