りんごの香りがする「林檎オリーブオイル」新発売 井上誠耕園2023年12月14日
オリーブと柑橘の農園、井上誠耕園(香川県小豆郡小豆島町)は12月13日、りんごの果皮油をオリーブオイルに溶け込ませた新たなオリーブオイル「林檎オリーブオイル」を発売した。
「林檎オリーブオイル」は、オーストラリア原産で固有種の青りんご「グラニースミス」を含んだ"青りんご"の香りがするオリーブオイル。りんごを皮ごと搾ったことで、口に入れた瞬間にまるで青りんごを食べたようなフレッシュな果実感と、華やかな甘い香りを感じられる。
1965年に食用オリーブオイルの製品化を始めた井上誠耕園は、約60年に渡ってオリーブを活かすための様々な加工技術を磨いてきた。中でも、オリーブの新たな可能性を広げる技術として磨いてきたのが「フレーバーオリーブオイル」作りで、オリーブオイルは果実から搾る油だからこそ、ほかの果実の香りや栄養を取り込みやすい性質がある。
同園はこれまでに、オリーブオイルで素材を炊き込んで香りを移す「炊き製法」、オリーブとほかの果実を一緒に搾って香りを取り込む「アグロマット製法」、オリーブとほかの果実を一緒に熟成させる「超熟製法」など独自製法を駆使し、数多くのフレーバーオリーブオイルを作ってきたが、なかなか実現しなかったのが「りんご」の香りがするオリーブオイル。りんごの香り成分が含まれる果皮はとても薄く、生のフレッシュな香りをなかなか引き出せなかったが、試作を繰り返した末、7年目にして「林檎オリーブオイル」を製品化した。
林檎オリーブオイル
「林檎オリーブオイル」は、皮の薄いりんごから採れた貴重なエッセンシャルオイルを溶け込ませた新製法のオリーブオイル。
パンやヨーグルトはもちろん、紅茶に入れるとアップルティーのような味わいになる。塩やワインビネガーと合わせてサラダのドレッシングもおすすめ。「林檎オリーブオイル」(110g)は1978円(税込)。井上誠耕園直営ショップ、またはオンラインショップで販売。
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