成人の日を滋賀県産「ストレリチア」で祝福 生花の地産地消をPR 琵琶湖ホテル2024年1月9日
滋賀県の特産品を積極的に取り入れ、県内外からの来館者に地元ならではのおもてなしを提供する琵琶湖ホテル(滋賀県大津市)は、1月8日の「成人の日」を祝って、"輝かしい未来"が花言葉の滋賀県産「ストレリチア(極楽鳥花)」の装飾を2月2日まで2階ロビーで展示している。
琵琶湖ホテルのロビーを飾るストレリチア
琵琶湖ホテルは、SDGsに関する取り組みの一環で、ホテルで提供するサービスに滋賀県の特産品を積極的に取り入れることで地産地消を推進。また、里山環境保全にも寄与する「里山の食彩プロジェクト」など、地元生産者と協働する取り組みを行っている。生花についても滋賀県産の使用を推進し、高品質な地元の花きをホテルの利用者にPRするとともに、県内の生産者を応援する企画を継続的に実施。2022年から、春には滋賀県産のバラを紹介し、冬には1月の「成人の日」を祝ってストレリチア(極楽鳥花)をロビーに展示している。
滋賀県は約30年にわたってストレリチアを栽培しており、沖縄県に次いで全国2位の出荷量を誇るが、滋賀県の特産品であることはあまり知られていない。大型で豪華な姿と和名『極楽鳥花』の縁起の良さから、ストレリチアは年末年始用の花材として高い需要があり、飛翔する鳥のような美しい姿が卒入学等のお祝いの席にも好まれる。
滋賀県で唯一のストレリチア生産地である大中の湖地域では、12月~3月に出荷のピークを迎え、ビニールハウスの中には色鮮やかなストレリチアの花畑が広がる。大林農園の大林浩二さんによると、大人の胸から肩ほどの高さに育った力強いストレリチアは、「親の代から大切に株分けをして、徐々に数をふやしてきた」もので、現在では5つのビニールハウスを構えるほどになる。
滋賀県産のストレリチアと生産者の大林さん
花農家は、コロナ禍により行事・宴会需要が大幅に縮小した時期に打撃を受けた。需要は戻りつつあるが、大林農園では夏の酷暑の影響のためか、今冬は花の数が減少している。さらに燃料高騰の影響も受け、生産者を巡る状況は厳しい。また、花を咲かせるまでに年月を要するため新規参入が難しいことから、生産者の高齢化も深刻な課題となっている。
大中の湖地域では、JAグリーン近江『大中の湖バードフラワーグループ』を結成し、共同出荷による高品質で安定的なストレリチアの提供を実現。また、大林農園では、萼(がく)が黄色の品種「ゴールドクレスト」の株を増やしたり、葉だけを花材とする品種の栽培も行うなど、様々な努力を重ねている。
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