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三重県明和町「天津菅麻プロジェクト」令和6年度 麻の種蒔神事を実施2024年4月12日

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三重県明和町の持続可能な観光地域づくりを推進する(一社)明和観光商社は4月20日、産学官連携「伊勢麻振興プロジェクト(天津菅麻プロジェクト)」の一環で、令和6年度の麻の種蒔神事を、神事用の大麻や、精麻、麻糸などを栽培する「さいくう平安の杜西側斎宮寮栽培地」で実施する。

三重県明和町「天津菅麻プロジェクト」令和6年度 麻の種蒔神事を実施

神事は、麻の神様を祀る明和町斎宮の「竹神社」が行い、麻の成長と天津菅麻プロジェクトの発展を祈願する。神事終了後は、伝統的な大麻栽培の播種の様子を見学できる。

明和町を含む多気郡は、古来より麻を栽培し、麻糸・麻布を生産してきた「麻績郷(おみごう)」 と呼ばれる。麻績郷は明和町の御糸地区周辺にあたり、伊勢神宮で使われる麻の栽培地としての歴史がある。現在でも当時の麻績氏が麻を織っていた神麻続機殿(かんおみはたどの)神社(松阪市)では、毎年神宮に奉納する麻織物が奉織されている。

今回神事を担当する竹神社は、麻との関わりが深い神社で、麻の神様である「長白羽神」が主祭神。他にも麻や織物、水に関連する神様である、天棚機姫命、八千代姫命、瀬織津姫命などが祀られている。

明和観光商社は、こうした歴史や伝統文化を守り、地域に根差した伝統産業を興して磨き上げるため、麻文化の継承と発展に取り組んでいる。今年度も麻の歴史文化や伝統を体感できる観光コンテンツの造成や担い手育成のための研修プログラムの実施、ワークショップ・イベントなどを開催。伝統文化の継承や麻の聖地としてのブランディングを進める。また、竹神社の活性化の取り組みとも連動させることで、より地域に根ざしたブランディングを通じて、明和町新しい交流人口の創出を目指す。

◎「天津菅麻プロジェクト」種蒔神事概要
日時:4月20日 10時~10時30分
会場:さいくう平安の杜隣 麻績畑(雨天時:さいくう平安の杜・西脇殿)
料金:見学無料 ※畑の中には入れない
問い合わせ:(メール)amatsusugaso@hana-meiwa.jp

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