半導体製造装置メーカーが作る甘い「Vトマト」ふるさと納税に登場 横須賀市2024年4月15日
神奈川県横須賀市は、株式会社ブイ・テクノロジーのYRPイノベーションセンター(神奈川県横須賀市光の丘)で生産された「Vトマト」と、Vトマトを使って作られたトマトジュースを、楽天ふるさと納税ポータルサイトなどで出品している。
ブイ・テクノロジーは、スマートフォンや薄型テレビに使われるフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造・検査・測定装置や半導体製造装置を開発・設計・販売。2022年に半導体製造工場を横須賀リサーチパークに設立するとほぼ同時期に、農業と食に関わる課題解決に向けて、トマト栽培を軸としたアグリビジネスへの挑戦を開始した。2023年2月から、高糖度で、リコピン・GABAが豊富なフルーツトマト「Vトマト」の販売を始め、好評を得ている。
返礼品のトマトは、医療技術を農業に応用した「アイメック農法」で栽培。特殊なフィルムを用いて水分量を調節しながら、適度なストレスを与え、トマトの美味しさや甘さを最大限に引き出している。フィルムに空いたナノサイズの微細な穴から、水・養分は通しつつ、害虫・病原菌はブロック。生育に使用する水や農薬も少なく抑えられ、環境と人に優しいトマトとなる。
「Vトマト」を栽培するブイ・テクノロジー アグリ事業本部の天日さんは「YRPに新設した半導体製造工場の最上階で、自然光で土を使わない新しい農法で糖度を極限まで上げたトマトを育成しました。一粒口にすれば、従来のトマトとは違う全く異次元のトマトであることを体験いただけます。『このトマトを食べるともう他のトマトは食べられない!』と言わせる自信を持ってお届けします」とコメントしている。
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