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初夏を告げるすもも 農学部生が収穫「すももちゃんサイダー」発売 摂南大学農学部2024年6月11日

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摂南大学農学部は、学生がキャンパスのある枚方市の農園で初夏が旬のすももの収穫を6月15日から開始。収穫したすももは、枚方市、地元農園とのコラボで開発した「すももちゃんサイダー」の原料になる。7月13日まで毎週土曜日の計5回にわたり、約400キロの収穫を見込んでいる。

脚立に登り収穫する学生(左)と商品化した「すももちゃんサイダー」脚立に登り収穫する学生(左)と商品化した「すももちゃんサイダー」

同農学部は2020年4月に開設され、2021年3月、農業振興・食などについて地域課題の解決や地域の活性化を目的に、枚方市と連携協定を締結。

同市杉地区には古くから「すもも団地」と呼ばれる地域があり、すももは特産品として知られていた。このすももに着目して、学生プロジェクトチームを発足させ、サイダーのレシピを開発。同年秋に「すももちゃんサイダー」として完成した。

甘酸っぱい香りを放つすももの実甘酸っぱい香りを放つすももの実

香料や着色料は一切使わず、すもも本来の淡いピンク色で、さわやかな酸味を楽しめる。同商品は、特産品を再生させたことで注目され、2022年から枚方市のふるさと納税返礼品にも採用されている。

杉地区には現在も約8000平方メートルの丘にすもも約100本が栽培されている。収穫は1回に3~4時間かけ、学生10人前後が、たわわに実った枝から一つずつ丁寧にもぎ取る。

すももは収穫当日に同学に持ち帰り、計測や洗浄、種取り、冷凍保存まで実施する。「すももちゃんサイダー」(230円・税別)は、これまでに2万5000本を製造した。

主に学内のコンビニエンスストアで販売していたが、問い合わせが多く寄せられることから、計480本を6月7日からスーパーマーケット「万代」の4店舗で販売している。

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