きゅうり新品種「ノエボ」8月1日発売 久留米原種育成会2024年7月2日
きゅうり種子の品種開発に特化した株式会社久留米原種育成会(福岡県久留米市)は、新たに開発した品種「ノエボ」を発売。久育種苗が8月1日から販売する。
同社は、西南暖地で盛んな「つる下ろし栽培」に向く品種「輝世紀」に次いで17年ぶりに「ノエボ」を発表。9月下旬頃に定植し翌年6月まで収穫を行うつる下ろしは、栽培期間が長く、冬の厳しい寒さに耐えられる持久力と継続した果形の秀品率や耐病性が求められる。そのためクオリティの高い品種を開発するには他の栽培方法と比較して難易度が高く、より良い新商品を届けるため試行錯誤を重ねてきた。
2023年からノエボの試験に着手し、宮崎県のきゅうり生産者を中心に試験的に栽培。試作を通して雌花が連続着果し、果実肥大が良く、果形が安定している点が評価されたことから、新品種を発表した。
スペイン語で「新しい」という意味の「ノエボ」は、 "エボ"リューション=進化を彷彿とさせることから、きゅうり業界に新しい風を巻き起こして欲しいという願いを込めて「ノエボ」と命名された。YouTube「KYUIKUグループチャンネル」では栽培ポイントなどを紹介している。
◎「ノエボ」品種特性
【雌花率】
2月定植:90-100%
8月定植:60-70%
【適応作型】
半促成(3~4月定植)
抑制(8~9月定植)
越冬(9~10月定植)
【耐病性】
うどんこ病・褐斑病・べと病に強い複合耐病性
重要な記事
最新の記事
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日
-
厚木・世田谷・北海道オホーツクの3キャンパスで収穫祭を開催 東京農大2024年11月22日
-
大気中の窒素を植物に有効利用 バイオスティミュラント「エヌキャッチ」新発売 ファイトクローム2024年11月22日
-
融雪剤・沿岸地域の潮風に高い洗浄効果「MUFB温水洗浄機」網走バスに導入 丸山製作所2024年11月22日
-
農薬散布を効率化 最新ドローンなど無料実演セミナー 九州3会場で開催 セキド2024年11月22日
-
能登半島地震緊急支援募金で中間報告 生産者や支援者が現状を紹介 パルシステム連合会2024年11月22日
-
徳島県産食材をまるごと楽しむ「徳島食の博覧会2024」30日から開催2024年11月22日
-
総供給高と宅配が前年割れ 10月度供給高速報 日本生協連2024年11月22日
-
森林の遮断蒸発 激しい雨の時より多くの雨水を蒸発 森林総合研究所2024年11月22日